北朝鮮 拘束の米国人に労働教化刑10年

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北朝鮮の裁判所は29日、昨年10月に拘束された米国籍の金東哲さん(62)に対し、10年の労働教化刑(懲役刑に相当)を言い渡した。
韓国出身で米国に帰化した金さんは、平壌で先月開かれた記者会見で、韓国の情報機関からカネを受け取っていたと述べていた。
米国は、北朝鮮が拘束した米国人を外交の取引材料に使っていると非難しているが、北朝鮮は否定している。
今年3月には、米国人学生オットー・ワームビアさんが15年の労働教化刑を言い渡された。ワームビアさんは1月に、滞在中のホテルから政治スローガンを盗み、国家に対する「重大な犯罪」を犯したとして逮捕されていた。
北朝鮮は金さんについて、同国北東部の経済特区、羅先で逮捕された際に、軍事・核関連機密などが保存されたUSBメモリーを所持していたと述べていた。
金さんは以前、バージニア州に居住。金さんは米国の情報機関幹部から韓国の諜報員を紹介されたと語っていた。
北朝鮮では、拘束された外国人が自ら公の場で罪を認めるよう強制される事例は珍しくない。

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北朝鮮と各国との緊張が高まっている。北朝鮮は今年1月に4回目の核実験を行ったほか、ミサイルの発射実験を繰り返し実施している。どちらも国連安保理決議に違反する行為。
北朝鮮は28日にも中距離弾道ミサイルの発射実験を行った。2発の実験はどちらも失敗に終わったが、国連安保理は緊急会合を開いた。
北朝鮮は5回目の核実験を近く実施するとみられている。
同国では来月6日に朝鮮労働党の党大会が始まる予定となっており、金正恩第1書記が権力の基盤を固める機会になるとみられている。







