ローマ教皇、「両肺に肺炎」 ヴァチカンが発表

ローマ教皇フランシスコ

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キリスト教カトリック教会のローマ教皇庁(ヴァチカン)は18日、教皇フランシスコ(88)が両肺に肺炎を発症し、「複雑な」病状が続いていると発表した。

教皇は1週間以上にわたって呼吸器感染症をわずらっており、14日にイタリア・ローマのジェメッリ病院に入院した。

ヴァチカンは、「18日午後に行われた追加の胸部CTスキャンにより、両側性肺炎の発症が確認され、さらに薬物治療が必要となった」と説明した。

また、検査結果や胸部レントゲン写真、および教皇の病状は、「依然として複雑な状況を示している」とした。

そのうえで、教皇が「良い精神状態」を保ち、「読書、休息、祈り」をして一日を過ごしたと伝えた。

教皇もまた、見舞いの言葉に感謝し、「自分のために祈ってほしい」と呼びかけたという。

教皇は入院の数日前から気管支炎の症状に苦しんでおり、イベントでは演説原稿を代読させた。

2025年は25年に一度の「カトリック聖年」に当たる。教皇は今週末にも、カトリック聖年に関するいくつかのイベントを主導する予定だったが、公務は23日までキャンセルされた。

ヴァチカンは17日、教皇が「呼吸器の複数細菌感染症」と考えられるものを患っており、入院してから2回目となる薬物療法の変更を医師らがしたと発表した。

教皇は過去に胸膜炎を発症しており、21歳のときには肺の一部を摘出しているため、特に肺感染症にかかりやすいという。

ローマカトリック教会の指導者としての12年間で、アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は何度も入院しており、2023年3月にも気管支炎で3日間入院したことがある。