映画「メラニア」監督、エプスティーン元被告関連資料に写真 女性に抱きつき

金髪の女性2人と一緒に写るエプスティーン元被告とラトナー監督。女性2人が元被告に寄り添い、その一人の後ろからラトナー監督が抱きつき、カメラを見ている。女性2人の顔は黒塗りされている

画像提供, 米司法省

画像説明, 女性2人と一緒に写るエプスティーン元被告とラトナー監督の写真が、米司法省公開資料に含まれていた
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アメリカのファーストレディ、メラニア・トランプ氏についての新作ドキュメンタリー映画「メラニア」を監督したブレット・ラトナー氏が、性犯罪で有罪とされた富豪ジェフリー・エプスティーン元被告(故人)と共に、女性に抱きついている写真が、アメリカ司法省公開の資料に含まれていることが明らかになった。司法省は1月30日に、エプスティーン元被告の資料を追加公開した。

映画「ラッシュアワー」シリーズや「X-MEN:ファイナル ディシジョン」の監督としても知られるラトナー氏は、エプスティーン元被告や女性2人と並んでソファに座り、写真に写っている。女性2人の顔は黒塗りされている。

写真の撮影時期は不明だが、昨年12月に公開された別の写真と同じ場所で撮影されたとみられる。その時は、フランスのモデル・エージェントだった故ジャン=リュック・ブルネル元被告と共に、ラトナー監督とエプスティーン元被告が写っていた。

公表された資料には、不正行為を示す内容は含まれていない。BBCはラトナー監督の代理人にコメントを求めている。

エプスティーン元被告は2008年、未成年者に対する売春の勧誘で有罪判決を受け、性犯罪者として登録された。2019年には、性的人身取引の罪で訴追され、裁判を迎える前に同年、拘置施設で死亡した。

ラトナー監督の写真は、エプスティーン元被告に関連する資料数百万点の一部。

公開資料のサムネイルには、エプスティーン元被告とラトナー監督とブルネル元被告が、複数の女性と談笑する様子が映っている。女性の顔はいずれも黒い四角で覆われている。

エプスティーン文書の公開を義務付けた連邦法では、被害者や捜査継続中の案件を保護するため、文書の黒塗りが求められている。しかし、多数の被害者を代理する弁護士は、今回の公開で多くの被害者の身元が分かるようになってしまったと批判している。

司法省が資料を追加公開した1月30日には、ラトナー監督の映画「メラニア」が公開された。映画は、2025年1月の大統領就任式までの20日間、メラニア・トランプ氏を撮影したドキュメンタリー。

米アマゾン・コム傘下の制作会社が製作した同作は、トランプ政権とのつながりやトランプ夫妻への巨額ライセンス料の支払いに加え、映画の内容そのものなどを理由に、複数の映画評論家や政治アナリストに公開前から酷評されている。

ラトナー監督にとって今回の作品は、2017年の「#MeToo」運動の最中に性的不祥事を指摘されて以来、初の映画企画となる。監督本人は不祥事疑惑を否定している。

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司法省が今回公開した資料では、イーロン・マスク、マンデルソン卿、ビル・ゲイツ、アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー各氏ら、さまざまな著名人とエプスティーン元被告の関係についても、新情報が明らかになった。

その中には、元被告との関係を理由に公爵などの位を英王室から剥奪(はくだつ)されたマウントバッテン=ウィンザー氏が、着衣のまま床にあおむけに横たわる女性の横で、本人も着衣のまま床に両手両足をついて覆いかぶさっているように見える写真も含まれている。

故ブルネル元被告は1977年にフランスのモデル事務所「カリン・モデルズ」を共同設立し、アメリカではエプスティーンの資金提供を受けて「MC2モデル・マネジメント」を設立した。2022年にパリの拘置施設で遺体で発見された。自殺とみられている。

ブルネル元被告は死亡する1年前から、未成年者を強姦した罪と、未成年者を性的搾取目的で人身売買した罪で勾留され、取り調べを受けていた。被告は無実を主張していた。フランスの捜査当局は当時、エプスティーン元被告による性的人身取引と性的暴行に関連し、フランス人の被害者や容疑者について捜査を進めていた。当局は、ブルネル元被告が若い女性をエプスティーン元被告のもとへ送り込んでいたと疑っていた。