石川県で確認された死者128人、安否不明者195人に 能登半島地震

輪島市で捜索活動を続ける警官たち(7日、輪島市)

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石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震で、石川県は7日午後、県内で確認された死者の数が128人になったと発表した。安否不明者は195人という。

石川県は7日午後、同日午後2時までの被害状況を発表。県内で計128人の死亡が確認された。内訳は、輪島市が69人、珠洲市が38人、穴水町11人、七尾市5人、能登町2人、志賀町2人、羽咋市1人。負傷者は少なくとも560人に上る。

同様に発表された県内の安否不明者の名簿には、8歳から90代の195人の名前が記載されている。内訳は、珠洲市87人、輪島市86人穴水町12人、能登町5人、七尾市3人、志賀町1人、羽咋市1人。

県内で確認されている全壊・半壊の住宅は1305棟に上るが、輪島市や珠洲市、能登町、内灘町での家屋の被害は「多数」とのみ計上されている。

金沢地方気象台は、7日午後3時の予報として、8日午前にかけて雪や風が強まるため、加賀と能登に大雪や高波に注意・警戒が必要と発表。9日以降も14日にかけて雨や雪が降りやすい天気が続くため、土砂災害に注意が必要としている。

気象庁によると、6日午後11時20分にはマグニチュード(M)4.3の地震があり、石川県志賀町で震度6弱が観測された。

M7.6の大地震が発生した1日午後4時10分から、6日午後11時20分までの間に能登地方を中心に観測された地震は1079回に上る。震度7は1回、震度6弱が1回、震度5強は7回、震度5弱は6回、震度4は36回、震度3は135回、震度2は313回、震度1は580回だという。

石川県は、「三連休により、多くの人が移動されることが予想されます」としたうえで、「能登方面への不要不急の移動は控えて!」、「義援物資は持ち込む前にご連絡を!」、「個人からの義援物資は、受け付けていません」と呼びかけ、「人命救助、物資支援の優先のため、何卒ご理解・ご協力お願いいたします」と求めている。

被災後に再開した輪島市のスーパーに並ぶ人たち(6日、輪島市)

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90代女性救出

地震発生からおよそ124時間たった6日夜には、珠洲市で倒壊した住宅から90代の女性が救出された。

複数報道が石川県警の話として伝えているところによると、救助隊は2階建ての住宅の1階部分でがれきに挟まれた2人の女性を発見した。90代女性は呼びかけに応じ、医師が状態を確認のうえ、救出された。病院に搬送され手当てを受けているという。救助されたもう1人の40代の女性は、心肺停止の状態だったという。

石川県で確認された死者数は同日午前11時の時点で、100人を超えた。気象庁によると、地震災害で災害関連死を含めて死者が100人以上となったのは、273人が死亡した2016年4月の熊本地震以来(熊本地震では、死者273人のうち218人が関連死とされる)。

崩れた建物の捜索が続く(5日、石川県輪島市)

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避難生活続く

石川県によると、7日午後の時点で県内の避難所404カ所に避難している人数は、2万8821人だという。

県内では7日午後の時点で輪島市、珠洲市、穴水町、能都町の奥能登地方を中心に、2万700戸で停電が続いている。

能登地域をはじめ14市町で断水が発生中。輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町、中能登町ではほぼ全域で断水が続いており、全体では6万6117戸にのぼる。

県によると、断水しているすべての市町で、給水車や給水袋の配布による給水活動を行っているという。

能登空港は、滑走路に複数のひび割れがあるため、自衛隊機の離発着は数日後に可能となるが、民間機が運航可能となるのは早くとも1月25日以降の見込みという。高速道路は能越自動車道の一部に加え、県内の道路35路線83カ所が通行止めになっている。

輪島市、珠洲市、穴水町、能都町、複数の地区が、孤立状態あるいは支援を必要とする状態になっているほか、被災地域全域に要支援集落などがあるという。

新潟県では、7日午後1時までに確認された負傷者は26人、そのうち4人が重傷という。住宅被害は、全半壊と一部損傷をあわせて778棟に上るという。

富山県で7日午後1時までに確認された負傷者は41人、そのうち3人が重傷という。住宅被害は、全壊16棟、半壊22棟、一部損傷376棟、未分類の被害が290棟に上るという。