プラダが宇宙服をデザインへ NASAの月面探査計画

Buzz Aldrin

画像提供, NASA

画像説明, 最初期の宇宙服を着用し、月面におりたったバズ・オルドリン氏(1969年)

アメリカ航空宇宙局(NASA)が2025年に計画している月への有人飛行計画で、伊ファッションブランド「プラダ」が宇宙服を手掛ける。協業する米民間宇宙開発企業「アクシオム・スペース」が4日、発表した。

アクシオムはプレスリリースで、プラダがこのプロジェクトで、宇宙服の素材や製造についての専門知識を提供すると説明した。

ある宇宙飛行士はBBCの取材に対し、プラダはデザイン経験が豊富なため、このチャレンジに適していると思うと語った。

そうした経験はミラノのファッションショーだけでなく、ヨットレース「アメリカズ・カップ」への参加を通しても培われてきた。

NASAの宇宙飛行計画に5回参加し、4回の宇宙遊泳を行ったジェフリー・ホフマン教授は、「プラダはさまざまな種類の複合素材についてかなりの経験を積んでおり、新しい宇宙服の外層について、実際の技術的な貢献ができるかもしれない」と語った。

一方で、宇宙飛行士が「ペイズリーなど、派手な柄の宇宙服」を着るのを見られるとは期待すべきではないと述べた。「本当に重要なのは良好な熱環境を維持することだ」。

「宇宙服はまさに小さな宇宙船だ。気圧と酸素を供給し、適切な温度に保ってくれる必要がある」

アクシオムは今年初め、NASAの月計画「アルテミス3号」で着用される予定の宇宙服を発表した。

この宇宙服の重さは55キロ。女性の宇宙飛行士にも着心地が良いものとなっているという。

プレスリリースの中でアクシオムとプラダは、「これまでにない月面探査」を可能にするような「革新的な技術とデザイン」を使うと説明した。

アルテミス3号は、1972年のアポロ17号以来の月面着陸計画。月面に降り立つ初の女性となる予定の、クリスティーナ・コック氏が参加する。