ギリシャ北部で列車が正面衝突、少なくとも32人死亡

Train crash showing carriages

画像提供, Reuters

画像説明, 旅客列車と貨物列車が正面衝突した現場

ギリシャ北部ラリッサ市付近で2月28日夜、列車同士が正面衝突した。救急当局によると、少なくとも32人が死亡、数十人がけがを負った。

報道などによると、アテネから北部テッサロニキに向かっていた旅客列車が、反対方向に走っていた貨物列車に衝突した。少なくとも1両の客車で火災が発生した。

衝突の原因は不明。旅客列車には乗客約350人が乗っていたとされる。

現場では夜通し、救助隊による救出作業が続いた。消防によると、消防士約150人と救急車40台が出動した。

「叫び、閉じ込められていた」

乗客のステルギオス・ミネニスさんは、乗っていた車両が衝突で横転して炎に包まれた様子を、ロイター通信に説明した。

「悪夢の10秒間だった。客車が横向きに倒れて動きが収まるまで、車内でひっくり返っていた。そしてパニックになった。ケーブルが垂れ下がり、火が出た。すぐに出火した。ひっくり返っているうちにやけどした。右も左も火だらけだった」

「10秒か15秒の間、大混乱だった。転ぶし、火事は起こるし、ケーブルが垂れ下がり、窓ガラスは破れていた。人々は叫び声を上げ、閉じ込められていた」

現場の映像では、脱線した車両から濃い煙が立ち上っているのがわかる。少なくとも1両は完全に押しつぶされている。

消防当局の報道官は、「衝突の激しさ」のため救助が「非常に困難」な状況だと記者団に話した。

現場で救助活動に当たっている1人は、列車の残骸の中から出てくると、「こんなのは人生で見たことがない。悲劇だ。5時間たったのに、まだ遺体が見つかる」とAFP通信に話した。

A wrecked train carriage pictured at the scene of the crash where two trains collided near the city of Larissa, Greece

画像提供, Reuters

画像説明, 衝突してひしゃげた列車の車両
Passengers rescued from the train crash arrive at Thessaloniki railway station, Greece

画像提供, AFP

画像説明, 救助された乗客は近くの駅に移動した
The crash site

画像提供, AFP

画像説明, 列車同士が衝突した現場