パキスタンで列車の衝突事故、少なくとも30人死亡

画像提供, Reuters
パキスタン南部シンド州で7日朝、乗客を乗せた列車2編成が衝突し、少なくとも30人が負傷、数十人がけがをした。
当局によると、片方の列車が脱線して別の線路に乗り上げた後、その線路を走っていた列車と衝突。衝突された列車は横転した。脱線の原因は明らかになっていない。
パキスタンではここ数年、大きな鉄道事故が相次いでいる。
パキスタンのイムラン・カーン首相は、事故の報告に「ショックを受けた」と述べ、事故原因の全面的な調査を約束した。

脱線したのは、首都カラチを出発したミラート・エクスプレスの列車。別の線路に乗り上げた後、ラワルピンディ発のサー・サイード・エクスプレスの列車と衝突した。
事故が発生したゴトキ地区の当局者によると、この衝突で客車8両が破壊されており、閉じ込められた乗客の救出が難航しているという。
地元メディアは、救助列車が現場に向かっているほか、乗客のためのヘルプラインが設置されたと伝えている。
鉄道会社の広報担当者はAFP通信の取材に対し、「現場は遠いため、救助活動で困難が起きている」と説明した。

パキスタンでは鉄道事故が珍しくない。多くは脱線や、無人踏み切りでの衝突だ。
一方、同国の低所得者や中所得者にとって列車は重要な移動手段で、鉄道網は全国に広がっている。しかし車両は定員オーバーになることが多く、整備もされない状態だという。
当局によると、パキスタンの列車事故の主要原因は電車の整備不良、信号機トラブル、古いエンジンの3つだという。
また、定員オーバーで運行しているため、事故が起きると犠牲者も多くなりやすい。






