トルコ・イスタンブール爆発で6人死亡、容疑者を逮捕 政府は「テロ」との見方

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トルコ最大都市イスタンブール中心部の繁華街で13日夕、爆発があり、少なくとも6人が死亡、81人が負傷した。トルコ当局は14日、容疑者を逮捕したと発表した。
イスタンブール県のアリ・イェルリカヤ知事によると、爆発は13日午後4時20分ごろ、タクシム広場にあるショッピング街で起きた。
フアット・オクタイ副大統領は爆発について、女1人によるテロ攻撃だとみているとした。
レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、犯人は罰せられると述べた。
イスタンブールでの記者会見で、エルドアン大統領は「卑劣な攻撃」だと非難したうえで、「テロのにおい」が漂っていると述べた。
ベキル・ボズダグ法相はトルコメディアに対し、現場付近のベンチに40分以上座り、爆発が起こる数分前にその場を離れた女がいたと説明した。
スレイマン・ソイユ内相は翌14日朝、爆弾を現場に残したとみられる人物を警察が逮捕したと発表。少数民族クルド人の武装組織「クルド労働者党」(PKK)の犯行だと非難した。
PKKはトルコでクルド人の独立を求める武装組織で、欧州連合(EU)やアメリカはPKKをテロ組織と見なしている。
これまでのところ、犯行声明は出ていない。
犠牲者の中には省庁職員1人とその年若い娘が含まれているという。

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BBCのオーラ・ゲリン記者は、封鎖されたイスティクラル通り周辺に多くの警官が配備され、ヘリコプターが上空を旋回し、救急車が行ったり来たりしていたと報告した。
また、普段はにぎやかな通りで、多くの店主が愕然(がくぜん)とした様子で戸口に立っていたという。この事件は街の多くの人に衝撃を与えただろうと、ゲリン記者は付け加えた。
爆発発生時にイスティクラル通りのインターネットカフェにいたというハヤットさんは、現場は混乱していたと語った。
ハヤットさんは「みんな走り回っていて、病院に向かうけが人がインターネットカフェの前を通り過ぎるのを目撃した」という。「狂乱状態だった」。
別の目撃者のセマルさんは、爆発現場から約50メートルの場所にいた。「黒煙が上がった。耳をつんざくほど、すごく激しい音がした」と、AFP通信に語った。
20歳のエユプさんはBBCに対し、爆発によってイスタンブールの住民の間に「恐怖がある」と語った。タクシム広場などの混雑した場所には近づかないという選択をする人が増えるかもしれないと付け加えた。
世界中から哀悼の意
世界中からトルコに哀悼の意が寄せられている。
米ホワイトハウスのカリーン・ジャン=ピエール大統領報道官は声明で、アメリカは北大西洋条約機構(NATO)の同盟国と「協力し合い」「テロに立ち向かう」とした。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領はトルコ語でツイートし、「私たちはあなた方の痛みを分かち合う。(中略)テロとの戦いにおいて、私たちはあなた方と共にある」とした。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も、「友好的なトルコの人々の痛みは、私たちの痛みでもある」とトルコ語でツイートした。
パキスタン、イタリア、ギリシャなども連帯を表明している。
普段は買い物客でにぎわう、街の幹線道路の1つであるイスティクラル通りは、2016年に自爆テロの標的になったことがある。







