米ドミノ・ピザがイタリアから撤退 パンデミックの影響で経営会社が破産

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世界最大のピザチェーンの米「ドミノ・ピザ」が、イタリアから撤退した。米ブルームバーグによると、イタリアでフランチャイズ経営を行っていた「ePizza」が新型コロナウイルスのパンデミックの影響で経営破綻し、店舗を閉鎖した。
ドミノ・ピザは2015年にピザ発祥の地イタリアに進出したが、顧客獲得に苦労していた
ePizzaは今年4月初めに破産手続きの開始を申し立てた。「COVID-19のパンデミックや、それに続く長期的な財務上の制約に、深刻な打撃を受けた」と説明している。
また、イタリア国内の伝統的なレストランが配達アプリを利用し始めたため、競争が激化していたという。
破産手続きの中で、ePizzaは債務返済について90日間の猶予を与えられていたが、この保護措置も7月に期限切れとなった。
破産手続きの書類によると、2020年までは同社が23店舗を直接経営し、さらに6店舗がフランチャイズ契約で経営されていた。しかしそれ以降は経営を縮小し、今年7月末には配達サービスを終了した。
一方、ドミノ・ピザはイギリスとアイルランドで合わせて1200店以上を展開しており、両国は欧州で最大の市場となっている。
世界全体では90以上の市場で1万8300店以上を経営。そのほとんどがフランチャイズによる。
2015年にイタリアに進出した際には、包括的なデリバリーサービスや、パイナップルなどアメリカスタイルのメニューなどで、伝統的なピザ店と一線を画そうとしていた。
しかしパンデミック以降、地元のレストランが食品配達サービスを利用するようになり、激しい競争にさらされていた。
ソーシャルメディアの一部では、ドミノ・ピザ撤退のニュースを歓迎する人もいた。
ジャーナリストのデイヴ・ジェイミーソン氏は、「ドミノ・ピザは米ニュージャージー州でも生き残れるかあやしいのに、イタリアなんて」とツイートした。
ツイッター利用者のアリシア・スミスさんは、イタリアにドミノ・ピザが進出するのは北極で雪を売るようなものだと投稿した。
ドミノ・ピザとePizzaは共にBBCの取材に応じていない。









