噴火・津波で被災のトンガ、ロックダウンへ 物資受け入れの港で2人コロナ感染

画像提供, EPA
先月に海底火山の噴火と津波の被害を受けた南太平洋の島国トンガの首都ヌクアロファで、新型コロナウイルスの感染者が2人確認され、2日午後6時から全土でロックダウンが敷かれることとなった。
南太平洋の島しょ国トンガはこれまで、新型ウイルスの大規模感染を免れてきた。今まで確認された感染者は昨年10月の1人のみ。
トンガは先月15日、同国沖にあるフンガ・トンガ フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に見舞われた。ヌクアロファなど広範囲に火山灰が降り積もり、津波も発生した。
新鮮な飲料水や避難所キット、救助道具などを確保するため、オーストラリアやニュージーランドなど外国からの人道援助に大きく依存せざるを得なくなっている。
感染拡大防止のため、援助物資は全て非接触型方式で処理されてきた。
ところが、シャオシ・ソヴァレニ首相によると、人道支援物資が到着する首都の港で2人の感染が確認された。
首相は1日夜、国民に向けた演説の中で、同国は6日午後6時からロックダウンに入り、48時間ごとに状況を見直すことになると説明した。
「現時点での最重要課題は、(新型ウイルス感染の)影響を受けた人々を減速させ、止めることだ」と、ソヴァレニ氏は述べた。そして、「島から別の島へ、船で移動することは認められない。(国内の)航空機の飛行も停止する」と付け加えた。
<関連記事>
トンガの感染対策
トンガ当局は新型ウイルスを国内に流入させないため、海外からの全ての援助物資を3日間隔離してからトンガ人に引き継ぐなど、厳しい非接触型の方法が必要だと強調してきた。
しかし先週には、トンガへ向かっていたオーストラリアの救援船で感染拡大が起き、乗組員約600人のうち23人が感染した。
救援船は最終的にヌクアロファの港に停泊したという。ソヴァレニ首相はこの船が、感染が確認された男性2人が働いていたのと同じ船だったかどうかは言及しなかった。
トンガの総人口(約10万6000人)の少なくとも60%は新型ウイルスワクチンを2回接種している。
ただ、遠隔地にある一部の島では医療資源に限りがあり、感染拡大の影響を特に受けやすい状況にある。








