東京五輪でのベラルーシ選手の強制帰国問題、コーチ2人を調査=国際陸連

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国際オリンピック委員会(IOC)と国際陸上競技連盟(WA)は9月30日、東京オリンピックのために来日したベラルーシ女子陸上のクリスティナ・ティマノフスカヤ選手(24)を強制帰国させようとした疑いのあるベラルーシ代表チームのコーチ2人について、調査を開始したと明らかにした。
ティマノフスカヤ選手は、代表チームのコーチを批判した後に、自分の意思に反して羽田空港に連れていかれたと主張している。
同選手は身の安全に不安があると羽田空港の空港警察に保護を求め、出国便に搭乗しなかった。
その後、ポーランドが人道査証(ビザ)を発行し、同国に亡命した。
IOCとWAはこの問題について、「正式な手続き」を開始した。
WAの独立不正防止機関「陸上競技インテグリティ・ユニット」(AIU)がベラルーシのコーチ2人について調査を行う。コーチ2人はオリンピック参加資格をはく奪され、選手村から退去した。
AIUは声明で、「IOCとWAはコーチ2人について調査を継続し、正式な手続きを開始することに共に合意した」と説明した。
「このため、東京五輪が終了したことを踏まえ、陸上競技のインテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)に関するすべての問題(ドーピング関連および非ドーピング関連の両方)を管理する、WAが設立した独立機関AIUが、IOCの全面的な協力と支援のもと、この手続きを行うことが決まった」
「AIUは調査が完了した時点で、その結果を公表する予定だ」
ティマノフスカヤ選手はオンラインに動画を投稿。東京五輪では8月2日の女子200メートル走に出場する予定だったが、一部の選手に出場資格がないことが分かり、同5日に予定される400メートルリレーに出場するよう急きょ指示されたと主張した。
ベラルーシ国営メディアはティマノフスカヤ選手を批判。国営テレビONTは、選手に「チーム精神」が欠けていると非難した。
ティマノフスカヤ選手は、代表チームのコーチ2人が同1日に自分の部屋にやってきて、羽田空港に向かうためすぐに荷造りをするよう言われたとしている。
ベラルーシ当局は同選手をチームから外したのは「感情や精神の状態」が理由だとしている。











