中国で人気アプリのSNSアカウントが停止 投稿で天安門事件を示唆か

A mobile phone shows the APP interface of Xiaohongshu

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画像説明, 小紅書は「中国のインスタグラム」とも呼ばれ、都市部に住む若い女性を中心に利用されている

中国の人気EC(電子商取引)アプリ「小紅書」のソーシャルメディア・アカウントが、1989年の天安門事件から32年を迎えた4日に投稿をした直後、停止されていたことが明らかになった。

中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」に小紅書が開いているアカウントは6月4日、「今日は何の日か、大きな声で教えて?」と投稿した。この投稿はすぐに削除された。

小紅書の微博アカウントには1400万人のフォロワーがいた。現在、このアカウントでは違法行為について調査しているというメッセージが表示される。

同社はこの件について公式なコメントを出していない。7日現在も小紅書の微博アカウントは停止されているものの、3億人のユーザーを持つ小紅書アプリそのものはまだ稼動している。

小紅書の4日の投稿が、天安門事件を意味していたのかは不透明だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは関係筋の話として、投稿は天安門事件とは関係なかったと伝えている。

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小紅書は、中国ネット通販大手・アリババ集団とネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)から出資を受けている。

「EC機能のついた中国のインスタグラム」とも呼ばれ、都市部に住む若い女性を中心に利用されている。

小紅書はソーシャルメディア上で質問を投げかける投稿を定期的に行っていたという。

動画説明, 天安門事件の追悼集会を続ける香港活動家 逮捕前にBBCが取材

中国の天安門広場に軍の部隊と戦車が出動し、武器を持たないデモ参加者たちに向けて発砲した同事件をめぐっては、中国国内では遠まわしに言及することさえも禁止されている。オンラインでは、天安門事件に関するあらゆる議論が中国当局に厳しく検閲される。

これまでは香港とマカオが唯一、天安門事件の追悼行事が行える場所だったが、当局は新型コロナウイルスの流行を理由に、2年連続で集会などを禁止した。

香港では4日、無許可集会を促進したとして、香港の民主活動家の鄒幸彤氏が逮捕された。鄒氏は、追悼集会を毎年開催する香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)で副主席を務める。