「ヴォーグ」英国版編集長、職場で警備員から「搬入口を使え」 差別明かす

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ファッション誌「ヴォーグ」イギリス版のエドワード・エニンフル編集長は15日、オフィスへ入ろうとした際に警備員から、人種にもとづいた不審者扱い(レイシャル・プロファイリング)を受けたと明かした。「搬入口を使う」よう言われたとしている。
エニンフル氏は、「今日(15日)私は自分の職場へ入ろうとした時に人種にもとづくプロファイリングを受けた」、「搬入口を使うよう指示された」とツイートした。
「我々の予定や週末が通常に戻りつつあるからといって、かつての世界に戻るのを許すわけにはいかない」
また、イギリス版ヴォーグを所有する出版企業コンデナストが警備員を現場から外すために「迅速に動いた」としつつ、「変化は今起きなければならない」と述べた。
約100万人のフォロワーに向けたインスタグラムの投稿では、「今回の出来事は、時には、人生で達成してきたものが意味をもたないことを示している。一部の人間はまず最初にあなたを肌の色で判断するのだと」と述べた。

第三者の請負業者に雇われていた警備員は即座にヴォーグのオフィスから外され、雇用者から調査を受けたとみられる。
ファッション業界の多様化に貢献
エニンフル氏は2017年からイギリス版ヴォーグの編集長を務めている。
2016年には、ファッション業界の多様化に貢献したとして大英帝国最優秀勲章(OBE)を受賞した。
イギリス版ヴォーグは今月初旬、イギリスの出版社協会PPAから多様性を評価されて「Diversity Initiative of the Year」を受賞。エニンフル氏は最優秀編集長に選ばれた。
受賞を受け、エニンフル氏は「私がこの賞を受賞した最初の黒人、つまり40年間で初めて黒人が受賞したことを私が指摘しないのは、不誠実だろう」とインスタグラムに投稿した。
「多様性は職務や雑誌に浸透しつつある。しかし我々の職場の中はどうだろうか」
「誰を雇用し、育て、誰を昇進させているのか。オフィス環境はどうだろうか。スタッフの扱いはどうだろうか。誰が頂点に登り詰めることを許されるのだろうか」
「オープンで親しみやすい」より多様性のある雑誌を
3年前に編集長に就任した際、エニンフル氏は「オープンで親しみやすい」、より多様性のある雑誌を作りたいと述べた。
「あらゆるものを受け入れる、それが私のヴォーグだ」
「目指すのは多様性だ。異なる女性や異なる体形、異なる人種、異なる地位を登場させ、性別問題に取り組んでいく」








