はやぶさ2、小惑星リュウグウを出発 1年かけ地球帰還へ

画像提供, Jaxa/AFP
日本の宇宙探査機「はやぶさ2」が13日、はるかかなたの小惑星「リュウグウ」から、1年かけて地球に戻る旅を開始した。
小惑星の石や砂などを積んだはやぶさ2はこの日、リュウグウの周回軌道を離れた。
地球には来年12月に戻り、オーストラリア南部の砂漠地帯に、石などを入れたカプセルを投下する見込み。
それにより、複数年にわたる任務を終える。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、回収した石や砂などの標本が、太陽系の起源を探る手がかりになる可能性があるとしている。
石や砂を回収
はやぶさ2は2014年に打ち上げられた。3年半後、地球から約3億キロメートル離れた小惑星リュウグウに到着した。
昨年6月には、リュウグウに2度着陸。データと石の標本などを回収した。リュウグウは、太陽系の初期の岩がそのまま残ったものとされる。
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今年2月の最初の着陸では、リュウグウの表面に「弾丸」を撃ち込み、岩の破片を作り出した。その後、はやぶさ2の下部から「サンプラーホーン」を伸ばし、破片を回収した。
2回目の着陸は7月だった。はやぶさ2はまず、人口クレーターをつくるためにリュウグウを「爆撃」した。それからクレーターに着陸し、表面下にあった岩の標本などを回収した。

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科学者たちは、これらの標本は宇宙の厳しい環境にさらされていない、真新しい状態だとみている。表面下から標本を回収するのは、宇宙探査史上初めて。
リュウグウに到着するまでは3年半かかったが、地球への帰還は1年ほどと、ずっと短期間で完了する。これは、2014年のときと比べ、リュウグウが地球にかなり近づいているため。
小惑星は一般的に、宇宙の最も早い時期にできた物体とされる。リュウグウは非常に原始的な種類の小惑星に分類され、約45億年前の宇宙環境や化学物質の証拠が残っている可能性がある。







