【米中間選挙】 不振の共和党の怒り、トランプ氏とマコネル氏へ
サム・カブラル、BBCニュース、米ワシントン

画像提供, Getty Images
米中間選挙で、民主党が連邦上院の主導権を維持したことで、共和党では非難の声が沸き起こっている。
ドナルド・トランプ前大統領に批判的な人々は、共和党の不振は彼の責任だとしている。一方で、同党上院トップのミッチ・マコネル院内総務を非難する人もいる。
そうした状況でホワイトハウスは、ジョー・バイデン大統領(民主党)が再選を目指すと、これまでで最も強い調子で示唆した。
下院はまだ大勢が決まっていない。
<関連記事>

下院の主導権は、共和党が勝ち取る可能性が依然として高い。実際にそうなれば、バイデン氏のさまざまな計画は頓挫(とんざ)することになる。ただ、開票が続く中、共和党が過半数を超えて獲得するとみられる議席数は減っている。
米全国ネットの放送局は先週末、民主党がアリゾナ、ネヴァダ両州の上院選で議席を守り、上院の主導権を維持することが確定したと報じた。
「トランプがひどい結果をもたらした選挙は、これで3回目だ」と、トランプ氏を長年批判してきたメリーランド州のラリー・ホーガン知事(共和党)は13日、米CNNでそう語った。
「彼は私たちが勝つことに飽きるだろうと言っていた。だが実際には、私は負けることに飽き飽きしている」


BBCのアンソニー・ザーカー北米特派員は、今後数日から数週間のうちに、トランプ氏と同盟関係にある人たちが彼に歯向かうかが、真の試金石になると言う。
中間選挙では、政権与党が議席を減らすのが通例となってきた。今回の民主党の成績は、少なくとも過去20年間で、政権与党として最高と考えられている。
民主党のナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州)は、「ワシントンの識者たちは、私たちは勝てないと言った。理由は、一にも二にも歴史だと言っていた」と、米ABCの番組で述べた。
ペロシ氏によると、民主党はそれでも「識者の見解を決して受け入れず」、「自分たちと敵との違い」に焦点を当てたという。
ペロシ氏は13日時点で、2024年に再選を目指すバイデン氏への支持を表明している数人の民主党議員の1人となっている。
前回と同じ構図になるか
ホワイトハウス上級顧問のアニタ・ダン氏は、バイデン氏について、「相手側が何をしているかや、他の候補者が何をしているか」に影響されることなく、近く自らの決定を発表するだろうと、米CBSニュースに述べた。
ダン氏はまた、中間選挙の結果は民主党の課題にとって「非常に重要」だと説明。バイデン氏は、自分こそ「これまで実現した進歩を続けていくのに最適な人物」だと信じているとした。
バイデン氏が再選に向けて立候補すれば、2020年の再戦になる可能性が高い。トランプ氏は15日、2024年大統領選に立候補する意向を正式に発表するとみられている。
そうした発表の見通しは、共和党内で古い忠誠心をひっくり返したり、逆に強固にしたりしている。トランプ氏の仲間らは、マコネル院内総務を筆頭とする、トランプ氏に批判的な議員らを攻撃している。
トランプ政権で大統領顧問を務めたスティーヴン・ミラー氏は、「ミッチ・マコネルらが設定した共和党のブランドは説得力がなく、有権者を納得させていない」と米FOXニュースの番組で語った。











