【空から見る】 インドネシア津波の被災と生存

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9月28日にマグニチュード(M)7.5の地震と津波に襲われたインドネシア・スラウェシ島パルから、被災の規模を表す映像が徐々に伝えられている。


インドネシア国家防災庁は2日、パル周辺の死者数は1300人以上に上ると新たに発表した。
赤十字国際委員会は、地震と津波の影響を受けた被災者は160万人以上と推計。国連は、20万人近くが緊急支援を必要としているとみている。
欧州連合(EU)の地球観測データプログラム「コペルニクス」によると、最大3000棟の建物が破壊されたと推測される。


地震は28日午後6時2分(日本時間同7時2分)ごろ発生。津波の第一波は、約30分後にパルに到達した。

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バラロア地区(下の写真)など、市内の複数地区がまるごと泥に飲み込まれた。
バラロアでは約1700戸、ペトボ地区では数百戸が、土砂の下敷きになったとされている。
水を大量に含んだ土砂は、地震の圧力によって液状化して激しく揺れ、その上にあった建物など構築物は一気に倒れた。


液状化した土砂が流れ落ちたこの斜面は、完全に土砂に覆われてしまった。

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パルの市民生活を支える仕組みは、津波によって押し流されてしまった。
水道も電気も食料も飲料水もほとんど途絶えた。衛生状態は悪化しつつある。道路も寸断され、救助活動を難しくしている。

約35万人が住む街の西側と、東側をつなぐ長さ126メートルのジェマラム橋は破壊されてしまった。


住民はがれきの中から、少しでも生活の助けになるものをみつけようとしている。

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プラスチック・シートや台所用品といった基本的なものでも、あるとないとでは大違いだ。

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死者の多くはすでに、集団墓地に埋葬された。しかし、がれきの下にはまだ大勢の遺体が残されている様子だ。

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地元空港は軍が統括し、救助物資の空輸や重傷者の搬出を管理している。
パルを脱出したい数千人が、民間機に乗る機会を待っている。

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