ガザで10人殺害されたと現地情報筋、イスラエルの空爆やハマスと民兵組織の衝突で

画像提供, Reuters
ラシュディ・アブアルーフ・ガザ特派員
パレスチナ・ガザ地区中部で6日、イスラエルによる空爆と、同国が支援するパレスチナ人民兵組織と武装組織ハマスの戦闘により、少なくとも10人のパレスチナ人が殺された。現地筋が説明した。
現地筋によると、マガジ難民キャンプの東側でハマスの治安要員と民兵組織のメンバーが衝突。イスラエルの空爆は、このハマス要員を標的にしたものだったという。空爆での死者と地上での戦闘による死者の人数は明らかになっていない。
中部デイル・アル・バラフのアル・アクサ病院の広報担当者は、現場から10人の遺体が運び込まれたと述べた。また、数十人が負傷し、重体の人もいるとした。
イスラエル軍とハマスはいずれも、直ちにはコメントしていない。
この事案の正確な経緯は依然として不明だが、目撃者によれば、マガジの東側に民兵組織が設置した検問所をハマスの治安要員が攻撃したことが、衝突の引き金となったという。
また、イスラエルのドローンが民兵組織を支援するために介入し、3カ所でハマス要員を攻撃したという。
イスラエルとハマスは約6カ月前に合意した停戦について、相手が違反していると繰り返し非難しあっている。
ハマスが運営するガザの保健省によると、停戦以降、イスラエルの攻撃により少なくとも723人のパレスチナ人が殺された。
一方イスラエル軍は、同じ期間にパレスチナ人武装組織による攻撃で兵士5人が殺されたとしている。
武装解除の問題が和平計画の障害に
武装解除の問題は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が示した20項目の和平計画における第2段階への移行を進めるうえで、大きな障害の一つとなってきた。
ハマスの代表団は先週、エジプトとカタール、トルコの仲介者とカイロで会談。アメリカが主導する「平和評議会」が求めている武装解除に対する最初の回答を示した。
イスラエルとハマスの戦争終結を目的として設立された同評議会は、国連安全保障理事会の承認を受けている。アメリカが示した和平計画の第2段階には、ハマスの武装解除とガザ再建が含まれている。
ハマスの軍事部門のアブ・ウバイダ報道官は5日、トランプ氏の和平案の第1段階におけるイスラエル側の約束が履行されるまでは、いかなる武装解除の議論も受け入れられないと述べた。
「このような粗雑な形で武器の問題を持ち出すことは受け入れられない」、「敵が戦車と破壊によって我々から奪えなかったものを、政治や交渉の場で奪うことはできない」と、とウバイダ報道官は強調した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれまでに、ハマスに対し、「容易な方法か、あるいは困難な方法かのいずれかで」武装解除させると警告している。
ウバイダ氏はまた、ガザでのハマスの戦いを、米・イスラエルとイランおよびその同盟勢力との間の、より広範な紛争と結び付けて話した。
この紛争では、イランの部隊に加え、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイエメンのフーシ派が、イスラエルに対してミサイルやドローン、ロケット弾を使った攻撃を行っている。ウバイダ氏はこれを、2023年10月7日にハマスが始めたことの「延長」だとして称賛した。
ガザでの戦争は、ハマスが主導したイスラエル南部への奇襲により、イスラエル側の約1200人が殺害され、251人が人質に取られたことで始まった。ガザの保健省によると、イスラエルのハマスに対する軍事作戦により、ガザでこれまでに7万2300人以上が殺された。











