米移民当局職員による市民射殺、FBIが捜査協力を拒否 ミネソタ州当局が発表

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米ミネソタ州ミネアポリスで連邦職員がアメリカ人男性アレックス・プレティ氏(37)を射殺した事件で、ミネソタ州当局は16日、米連邦捜査局(FBI)が捜査への協力を拒否していると明らかにした。
集中治療を専門とする看護師のプレティ氏は先月24日、ミネソタ州ミネアポリスでの米当局による移民の取り締まりの最中に、税関・国境警備局(CBP)職員に射殺された。
ミネソタ州の犯罪捜査局(BCA)は、FBIがプレティ氏射殺事件に関する情報や証拠を引き渡さずにいると非難している。
BCAトップのドリュー・エヴァンズ氏は、FBIの対応を「懸念すべき、前例のないもの」だとしている。FBIはこれまでのところ反応していない。
BCAは、連邦当局との「合同捜査を喜んで受け入れる」つもりだとしている。
「BCAは、重要な情報や証拠へのアクセスが乏しく、捜査が阻まれる状況であっても、徹底かつ独立した透明性のある捜査に尽力していく」と、BCAは声明で述べた。
プレティ氏の遺族も、州当局と連邦当局の合同捜査を強く求めていると、BBCがアメリカで提携するCBSニュースは報じた。
遺族は声明で、「正義と説明責任を果たすには、事実を明らかにする徹底かつ公平な捜査が必要だ。州と連邦レベルによる真の合同捜査は、歓迎すべき展開となるだろう」とした。
米司法省は先月、プレティ氏の死亡について個別の公民権調査を開始している。
ミネソタ州では先月7日にも、アメリカ人女性ルネー・グッド氏(37)が米移民税関捜査局(ICE)の職員に撃たれて死亡した。さらに、同月14日には、ICE職員がヴェネズエラ国籍のフリオ・セザール・ソサ=セリス氏の車両を追跡し、男性が負傷する発砲事件も起きた。BCAはこれら2件についても捜査中だという。
「この2件の銃撃事件について、(連邦当局による)協力や情報共有が行われるかどうかは依然不透明だ」と、BCAは説明している。
ドナルド・トランプ政権が「メトロ・サージ作戦」と名付けた集中的な移民取り締まりをめぐり、ミネソタ州と連邦当局は対立してきた。
また、トランプ氏の移民政策とICEの戦術は、全米規模の抗議行動を引き起こした。
ホワイトハウスの国境対策責任者トム・ホーマン氏は12日、ミネソタ州での摘発作戦を「縮小」すると発表した。
ホーマン氏によると、無登録の移民4000人以上が拘束された。その中には、レイプやその他の性的不法行為で有罪判決を受けたことのある男性も含まれていたと、ホーマン氏は述べた。
ミネソタ州のティム・ウォルズ知事(野党・民主党)は、「彼らは私たちに深い傷を与え、何世代にもわたるトラウマを残した。これは事実だ」、「(連邦当局は)一部に、壊滅的な経済的打撃をもたらした。答えのない疑問も山積している」と述べた。











