インドネシア・マラピ山が噴火、登山者11人死亡 12人不明
ジェローム・ウィラワン(ジャカルタ)、ジョエル・グイント(シンガポール)

画像提供, Reuters
インドネシア・スマトラ島のマラピ山が3日、噴火した。救急当局によると、火口付近で登山者11人が死んでいるのが見つかった。
4日になって3人が救助された。まだ12人が行方不明だが、小規模の噴火が起こったため、捜索は中断された。
噴火時には火山周辺に75人の登山者らがいたとされる。ほとんどは無事避難したという。
マラピ山はインドネシアに127ある活火山の1つ。3日の噴火では、火山灰が上空3キロメートルの高さまで上がった。
当局は2番目に高い警戒レベルに設定した。住民には火口から3キロ以内の立ち入りを禁止した。
パダン捜索救助局のアブドゥル・マリク局長によると、救助された3人も火口付近で発見された。「衰弱し、やけどを負っていた」という。
4日早くに49人が避難したが、多くが同様にやけどを負っていたという。

噴火時の映像では、火山灰の巨大な雲が空一面に広がり、車や道路が灰で覆われた。
救助隊員らは交代しながら、死者や負傷者を険しい地形の中で下ろし、サイレンを鳴らして待機していた救急車に乗せた。
西スマトラ災害軽減局のルディ・リナルディ局長は、「何人かはあまりの熱でやけどを負い、病院に運ばれた」と話した。
AFP通信によると、救助された1人は、背負われて痛みにうめき声を上げながら、「神は偉大なり」と話した。
現地捜索救助チームの広報担当のジョディ・ハリアワン氏は、火山がまだ噴火している中で捜索を続けるのは「危険すぎる」と記者団に述べた。
マラピ山は標高2891メートル。インドネシア最西端のスマトラ島にある。
インドネシア群島は、いわゆる環太平洋火山帯に位置する。この場所では、大陸プレートがぶつかり、高度の火山・地震活動が引き起こされている。
追加取材:ハンナ・サモシル(ジャカルタ)







