日本の財務省、高官の偽アカウント凍結を「X」に要請

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日本の財務省は3日、米ソーシャルメディア「X」(旧ツイッター)に対し、神田真人財務官のなりすましアカウントを凍結するよう要請した。
財務省のXアカウントは英語で、「なりすましアカウントをフォローしたり、投稿にコメントをしないでください」と投稿し、注意を呼びかかけた。
神田財務官は、経済規模が世界第3位の日本が円相場の安定化を図るうえで、重要な役割を担っている。
なりすましアカウントは現在、凍結されている。
BBCはXにコメントを求めているが、現時点で回答はない。
神田氏は日本の金融政策担当者の中でも、影響力のある一人。その発言は、他の主要通貨に対する円の動きに影響をおよぼす可能性がある。
ロイター通信によると、なりすましアカウントには550人ほどのフォロワーがついていた。日本円や金融市場についての投稿はしていなかったという。
このアカウントはこれまでに5件の投稿をしており、今週初めに神田氏がウクライナを訪問した際に、神田氏のふりをしたのが最新投稿だった。
財務省はXへの投稿で、「日本の財務省の神田正人財務官をよそおったツイッターアカウントが確認されました」と説明。「現在、X(旧ツイッター)にこのなりすましアカウントの凍結を求めています」とした。
4日には、該当のアカウントは「Twitterのルール」に違反したとして凍結されていた。

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日本円は長い間、世界の金融市場で安全な通貨とされており、危機の際には投資家に買われることが多かった。
しかしここ数カ月で、対ドルでの円安が加速。これは、各国の中央銀行が金利を大幅に引き上げたにもかかわらず、日本銀行が主要金利をゼロ以下に抑えてきたことが影響した。
金利が上がれば、その国の通貨は投資家にとって魅力的になる。その結果、金利が低い国の通貨の需要は下がり、通貨の価値も下がる。
日本銀行は先週、超低金利を維持すると決定。一方で、今後は利回りの変動について、長短金利操作の運用を柔軟にするとした。
しかし、3日には1ドル=143円89銭と、ここ1カ月で最安値を記録した。





