米ホワイトハウスでコカイン発見 シークレット・サービスが訪問者記録など調べる

米ホワイトハウス内でコカインが見つかっていたことが5日、明らかになった。シークレット・サービスは、2日夜に発見されるまでの経緯や、訪問者記録、映像などを調べている。
白い粉は、大統領執務室と、大統領補佐官らスタッフの仕事場があるホワイトハウスの西部分「ウェスト・ウィング」で見つかり、職員が一時避難する事態となった。
ホワイトハウスの観光ツアー・グループが出入りするエリアを定期点検していたシークレット・サービスが見つけたという。
ジョー・バイデン大統領と家族は当時、メリーランド州にある大統領別荘キャンプ・デイヴィッドに滞在していた。
法執行当局の高官は、BBCがアメリカで提携しているCBSニュースに対し、ホワイトハウスのスタッフや訪問者が携帯電話を保管するために日常的に使用する倉庫で見つかったと語った。
粉の発見を受け、ホワイトハウスは2日午後8時45分ごろ、粉が危険物質である場合に備えて閉鎖された。
その後の予備検査でコカインであることが確認された。
「人の出入りが多い」場所で発見
ホワイトハウスのカリーン・ジャン=ピエール報道官は5日、コカインがホワイトハウスに持ち込まれた経緯について、シークレット・サービスが全面的な調べを主導すると説明した。
ホワイトハウスの職員は、友人や家族をウェスト・ウィングの一部に案内することが認められている。正式に承認されている職員以外の訪問者は、携帯電話やそのほかの私物を指定された場所に保管しなければならない。
「そうした場所の一カ所から見つかった」と、この捜査に詳しい関係者はロイター通信に語った。

画像提供, Getty Images
ジャン=ピエール報道官は、コカインが発見されたのはホワイトハウスの中でも「人の出入りが多い」場所だったと述べた。
「シークレット・サービスが真相を究明してくれると確信している」
また、バイデン大統領がコカインの発見について説明を受けたと付け加えた。バイデン氏は5日、この件に関する記者団の質問には答えなかった。
米上院司法委員会の共和党トップ、トム・コットン上院議員(アーカンソー州選出)は、シークレット・サービスの局長に対し、世界で最も入念な警備体制が敷かれた建物の一つで、なぜこのような薬物が見つかったのかなどと問う、疑問リストをツイートした。
その中で、ホワイトハウスの警備と訪問者のスクリーニング・プロセスがどのように行われているのかや、これまでにホワイトハウスで薬物が見つかった回数についても尋ねた。
米麻薬取締局によると、コカインは規制物質法で「スケジュールII薬物」に指定されており、乱用される可能性が高い。
ウェスト・ウィングは、複数のフロアからなるホワイトハウス内の大規模な施設で、大統領執務室やシチュエーションルーム(指令室)などがある。
副大統領や首席補佐官、報道官、そのほか数百人のスタッフがアクセスするオフィスも複数ある。





