米カリフォルニア州の大部分、再びロックダウン

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米カリフォルニア州の大部分で6日夜、新型コロナウイルスの新たな厳しい規制が導入される。アメリカでは全国的に感染が急増している。
カリフォルニア州では6日、1日当たりの感染者が3万人を突破。これまでの感染者は130万人を超え、死者数は2万人近くに達している。
同州のギャヴィン・ニューソム知事は、約4000万人の州民の半数以上が対象となる外出禁止令を3日に発表していた。
新たな規制により、バーや美容室、屋内レストランなど、多くの事業所が閉鎖される。小売店はすべて営業を継続できるが、店内の客は収容人数の20%までに限定される。公園やビーチにも同じ制限を課す。
集会は禁止される。住民らは自宅にとどまり、他の家庭との交流を最低限にするよう求められる。
集中治療室がひっ迫
今回の禁止令は、病院の集中治療施設に受け入れの余裕がなくなってきていることを受けて出された。ニューソム知事は、州内の5つの地域について、空き病床が定員の15%を下回った場合には、その地域で24時間以内にロックダウンを実施するとしていた。
4日には、南部と中部サンホアキンヴァレー地域で15%未満に低下。この2地域で、現地時間6日午後11時59分(日本時間7日午後4時59分)から規制が始まる。
同州2大都市のロサンゼルスとサンディエゴがある南部は、5日時点で空きが12.5%だった。中部サンホアキンヴァレー地域はわずか8.6%だった。
残りの地域でも数日内に、規制が導入される。サンフランシスコ市は6日午後10時、独自の都市封鎖(ロックダウン)を始めた。
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カリフォルニア州のロックダウンは、最短でも3週間続く。解除には、集中治療施設の空き病床が定員の15%を上回ることが条件となっている。
ニューソム知事は、規制によって感染者の増加が抑制され、医療機関の負荷が軽減されるだろうと述べた。
知事は先週、「私たちは新型ウイルスとの闘いで、ぎりぎりのところにいる。カリフォルニアの病院制度が今後数週間でパンクするのを避けるため、いま思い切った対策を取る必要がある」と話した。
感謝祭も急増の一因か
カリフォルニア州が3月に実施した、生活に不可欠な商店以外は休業としたロックダウンは、感染流行の初期段階にあったアメリカで早期の対策モデルになった。
アメリカでは6日、新型コロナウイルスでの入院患者数が10万1487人とこれまでで最多を記録。死者は1138人に上った。
こうした急増は、先週の感謝祭の休暇中、何百万人もの米国民が国内各地で移動したことが影響しているとみられる。

共和党は反対
民主党が与党となっている同州と、州内の多くの自治体では、共和党が新たな規制について、効果を疑問視するとともに、地域経済を悪化させるとして反対している。
ニューソム知事に対しては、言動不一致との批判が出ている。知事は先月、ガイドラインに背き、ナパヴァレーにある高級レストランを訪れた。
サンフランシスコ市のロンドン・ブリード市長も、別の夜に同じ店で食事をした。
2人の首長はその後、ともに謝罪した。
ケイリー・マケナニー大統領報道官は、「こうしたことが(中略)『規制はそなたを対象としたものであり、私は対象ではない』という民主党の心構えをはっきり示している」と述べた。


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