韓国BTSの事務所が上場 初値で時価総額8800億円に

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Kポップグループ「防弾少年団(BTS)」の所属事務所ビッグヒットエンターテインメントが15日、韓国取引所で新規株式公開(IPO)をした。株式は初値で27万ウォン(約2万5000円)を付け、時価総額は83億8000万ドル(約8800億円)に上った。
今回のビッグヒットエンターテインメントの上場は、韓国取引所の過去3年間の取引で最も規模が大きいものになる。ビッグヒットエンターテインメントの株価はその後も上昇した。
これにより、同社の最高経営責任者とBTSの7人のメンバーの資産は一気に膨れ上がった。
一方、BTSのメンバーは遠からず、兵役につくことが求められる。
なぜBTSへの投資が集まったのか
BTSはいまや、世界で最も人気のあるポップグループのひとつだ。そのため投資家は、BTSが今後もビッグヒットエンターテインメントに利益をもたらすとみて、安全な投資にかけたとみられる。
デジタル配信が主流となった現在でもアルバムの売り上げは好調で、コンサートのチケットも数分で売り切れるという。
BTSはまた、自動車から化粧品までさまざまな企業と広告タイアップを行っている。

最近では、英語で歌われた「Dynamite」が初めて、アメリカの音楽チャート「ビルボート」で1位を獲得した。
ビルボートの60年の歴史の中で、トップ10に入った英語ではない楽曲はこれまでに20曲しかないが、そのうちの3曲がBTSのものだという。
8月には、YouTubeで公開された「Dynamite」のミュージックビデオが世界で初めて、1日で1億回再生を達成した。
兵役と会社の今後
BTSは今年、ビッグヒットエンターテインメントの売上高の88%を生み出しており、同社の稼ぎ頭となっている。
しかし、同社最大の強みが、最大の弱点になっているという指摘もある。

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韓国では18~28歳の男性に20カ月の兵役が法律で義務付けられている。
これに従い、BTSのメンバーは全員、向こう数年で兵役につかなくてはならないのだ。ただ、猶予をめぐる議論も起こっている。
ビッグヒットエンターテインメントはここ数年、いくかの小さなレーベルを立ち上げているものの、BTSが不在になった場合にどのような活動をするのかは明らかにしていない。











