仏ストラスブールで銃撃、3人死亡12人負傷 対テロ当局が捜査

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仏東部ストラスブールで11日夜(日本時間12日朝)、銃撃があり、少なくとも3人が死亡、12人が負傷した。
銃撃は、ストラスブール中心部のクレベール広場近くで開かれていたクリスマス・マーケット付近で起きた。容疑者の男は治安当局の監視対象になっていたといい、現在も逃走中。仏対テロ当局が捜査を開始した。
警察によると、兵士との銃撃戦で容疑者は負傷しているという。
クリストフ・カスタネール仏内相は3人が死亡したと確認し、男は治安当局と「2度戦った」と話した。負傷者12人のうち6人が重体、6人が軽傷という。
内相は「公共の安全に対する深刻な事件だ」と述べ、国境警備を強化したと話した。捜査員350人態勢で男の行方を追っているという。
カスタネール氏はストラスブールに向かっているという。

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警察によると、容疑者の男はストラスブール生まれの29歳。テロリストとなる可能性があるとして、治安当局の監視対象になっていたという。
仏テレビ局BFMTVによると、警察が11日朝、強盗事件に絡んでヌドフ地区にある容疑者の自宅を捜索したが、容疑者は既に逃走していたという。
捜索では手りゅう弾が見つかった。
警察が容疑者を捜索し、この地域に追い詰めたとの未確認情報もあり、当局はヌドフ地区の住人に屋内に待機するよう呼びかけている。
ストラスブール市内にある欧州議会は封鎖された。アントニオ・タヤーニ議長はツイッターに、「ストラスブールでの攻撃の被害者に対し、哀悼をささげる。欧州議会は、テロリストや犯罪的攻撃には屈しない。進んでいこう。自由と民主主義に支えられ、我々は働き続け、テロリストの暴力に反対し続ける」と投稿した。

市街は混乱
銃撃は現地時間11日午後8時(日本時間12日午前4時)ごろ、ストラスブール中心部のクリスマス・マーケット付近で起きた。ストラスブールのクリスマス・マーケットは人気の高い催しで、今年は数千人の観光客が訪れていた。
銃撃を目撃したペーター・フリッツさんはBBCに対し、発砲音を聞いた、撃たれた男性1人が橋に倒れているのを見たと話した。フリッツさんは男性の蘇生を試みたが、男性は死亡したという。
「現場一帯に救急車は入れなかったようだ」とフリッツさんは話した。「私たちは45分後、蘇生処置を止めた。医師が電話で、もう意味がないと言ったので」。

現地のジャーナリスト、ブルーノ・プッサールさんはツイッターに、市の中心部にある自宅の通りで、多数の発砲があったと書いた。最初は1、2発で、その後連続で発砲があったという。
欧州議会のエマニュエル・フロン報道官は、銃声がして中心部で「パニック」が起きたと投稿。銃を持った警官が通りを走っていったと書いた。
付近の商店店主はBFMTVに対し、「発砲が複数回あり、人々があちこちに走っていった。八方は10分間ぐらい続いた」と話した。
英国のリチャード・コーベット欧州議会議員は発砲の約45分後、「私は、発砲があったストラスブール中心部付近のレストランにいる。未確認情報によると3人が死亡したという。レストランは封鎖され、誰も出入りできないようになっている」とツイートした。

ストラスブールのロラン・リース市長は現地時間12日未明、事件を受けて12日のクリスマス・マーケットは閉鎖するとツイートした。市長によると、市議会庁舎は半旗を掲揚し、市民から追悼の記帳も受け付ける予定。





