日本の米資本ホテル、キューバ大使の滞在を拒否 制裁抵触恐れ

画像提供, Reuters
日本の福岡にある米資本のホテルが、対キューバ制裁に抵触するとして駐日キューバ大使の滞在を拒否したことで、日本当局から批判されている。
米ヒルトンホテル傘下の「ヒルトン福岡シーホーク」は先月、カルロス・ペレリア大使にキューバ政府関係者を泊めることはできないと伝え、キューバ側から苦情が出ていた。
福岡市当局はホテルに対し、国籍で宿泊を拒否するのは旅館業法に違反しているとして行政指導した。
朝日新聞によると、キューバ大使館は旅行代理店を通じてホテルを予約した。この旅行代理店は、宿泊する大使の身元を伝えられていた。
しかし、ペレイラ氏がプロ野球・福岡ソフトバンクホークスに所属するキューバ人選手を訪問した際、ホテル側から滞在を拒否された。
これについてキューバ側は、日本で米国法を適用することは日本の主権を侵害していると指摘している。
一方、ヒルトンホテルの日本代表は共同通信に対し、米国企業として本国の法律を順守したと説明した。
2006年には、米資本のシェラトンホテルが、メキシコシティーのホテルからキューバの代表団16人を追い出したとしてメキシコ当局から罰金を言い渡されている。
2007年にも、ヒルトンホテルが買収したノルウェーのホテル「スダンディック・エッダーコッペン」が、キューバ政府関係者14人の宿泊を拒否した。
当時ノルウェー外務次官だったレイモンド・ヨハンセン氏はロイター通信に対し、「これは全く受け入れられない事態だ」と話していた。
2016年にバラク・オバマ前大統領の下で米国とキューバの国交が改善されたことを受け、米ホテル大手スターウッドはキューバでの2軒のホテル運営契約を交わした。米紙ニューヨーク・タイムズによると、この2軒はキューバの国営企業が管理していたという。
しかしその後、ドナルド・トランプ大統領が対キューバ政策を厳格化。キューバを訪れる米国民に対し、国営ホテルや軍とつながりのあるレストランなどを利用することを禁止した。







