ヨルダン観光名所で立てこもり 武装犯4人を殺害=治安当局

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ヨルダンの中部カラクで18日、武装した集団と警察との間で銃撃戦が起き、カナダ人の観光客1人と警官4人を含む10人が死亡した。武装集団は観光名所となっている城に立てこもったが治安部隊が排除し、4人が死亡した。
警察は「テロ犯罪者」の隠れ家で自爆装置のベルトや武器を押収したと明らかにした。
実行犯らが何らかの武装勢力に属していたかは明らかになっていない。
実行犯らは当初、巡回中の警官2人に発砲した後に、観光名所の城に逃げ、警官の立ち寄り所を襲った。十字軍が築いた12世紀の城には観光客数人がいて逃げ遅れたものの、その後、踏み込んだ治安部隊に救助された。
少なくとも27人が負傷し、一部は重傷だという。
実行犯らは当初、カラク近郊の住宅で警官らとの銃撃戦になった後、市内に車で逃走した。
死亡者が全員、城の中で殺害されたのかは不明。

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ソーシャルメディアに投稿された動画には、武装警官たちが城の広大な敷地に入り、銃声が聞こえた際に観光客を助けたり、後退を余儀なくされる様子が捉えられている。
米国人の観光客アビナシュ・キャベールさんはBBCに対し、妻と2人でタクシーに乗って城に到着した際に発砲が起きたという。
「城の門から20メートルくらいの距離にいた時に、銃声が聞こえ始めたんです。いろんな方向からいろんな種類の銃声が聞こえた」とキャベールさんは語った。「私たちはまだ車の中にいて、降りようとしていたんですが、ドアを閉めました。地元の人が私たちに逃げろと叫んでいました。道はとても狭かったんですが、逆走しました」。

ヨルダンは米国と強い同盟関係にあり、シリアとイラクにおける過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)の掃討作戦で米主導の有志連合に参加している。
米軍はヨルダンで、シリア反政府勢力の小規模集団や、イラクやパレスチナの治安部隊の訓練を実施したことがある。
ISは、ヨルダンの国境を「突破する」と脅している。今年6月には、シリアとの国境でトラックを使った自爆攻撃によって治安部隊6人が死亡した事件について、犯行声明を出した。







