中身は「泥だけ」から一転、硬貨とメダル見つかる 米士官学校の「謎の箱」

画像提供, West Point
アメリカの陸軍士官学校ウェストポイントで発見され、中に泥しか見当たらないとして人々を落胆させていた1820年代の「タイムカプセル」から、複数の硬貨とメダルが見つかった。士官学校が30日、発表した。
ウェストポイントでは数カ月前に、キャンパス内の記念碑の台座部分から1820年代の「タイムカプセル」が発見され、今月28日にふたが開けられた。
職員と学生らが「歴史的瞬間」のために集まり、イベントはライブストリーム配信されるなど、箱の中身に期待が寄せられていた。しかし、入っていたのは泥だった。ほかに中身がないように見えたため、集まった人々は落胆した。
しかし関係者によると、その後、メダル1枚と、1795年から1828年の間につくられた銀貨6枚が見つかったという。
ウェストポイントは声明で、メダルと硬貨は箱の中の堆積物から見つかったと説明している。
メダルは、1825年のエリー運河の開通を記念したものだった。同運河はニューヨークのハドソン川と五大湖を結ぶもので、8年かけて建設された。
箱の中から発見されたのは次の7枚。
- 1ドル硬貨(自由の女神をあしらったリバティ・コイン、1800年製造)、直径1.564インチ(約4センチ)
- 50セント硬貨(1828年製造)、直径1.276インチ(約3.2センチ)
- 25セント硬貨(1818年製造)、直径1.066インチ(約2.7センチ)
- 10セント硬貨(1827年製造)、直径0.745インチ(約1.9センチ)
- 5セント硬貨(1795年製造)、直径0.643インチ(約1.6センチ)
- 1セント硬貨(1827年製造)、直径1.114インチ(約2.8センチ)
- エリー運河記念メダル(1826年製造)、直径1.763インチ(約4.5センチ)
同校は、「歴史的保存プロセスは継続される。新しい情報が入り次第、情報を更新する」としている。

画像提供, West Point
28日の開封イベントはウェストポイントで行われた。講堂は士官候補生で埋め尽くされた。ステージ上にはウェストポイントの幹部たちも並び、興奮の瞬間を待った。
ステージ中央には、一辺が約30センチメートルの灰色の立方体が置かれた。紫色のゴム手袋と白いマスクを着けた職員2人が、箱を開けた。
箱は数カ月前、戦争の英雄タデウス・コシチュシュコの銅像を撤去する際に発見された。大理石の表面の下にあったもので、1829年の銅像完成の際に埋められたとみられている。





