スペインサッカー連盟会長、女子W杯優勝選手の唇にキスし謝罪

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スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で優勝した代表選手の唇にキスしたことを謝罪した。
ルビアレス会長は20日に行われた決勝戦後のトロフィー授与式で、フォワードのジェニファー・エルモソ・フエンテス選手の唇にキスした。エルモソ選手はスペイン代表とバルセロナの歴代最多得点者。
エルモソ選手はインスタグラムに「いやだった」と書いた。しかしその後、自身の名前で出した声明では、ルビアレス会長を擁護した。
ルビアレス会長は21日、「私は完全に間違っていた。それを認めざるを得ない」と述べた。
「興奮冷めやらぬ中で、悪気があってしたことではなかった。あの瞬間はお互いに自然なことだと思ったが、外では騒ぎになっていた」
「謝罪し、ここから学び、会長としてもっと気を付けるべきだと理解した」
ルビアレス会長の行動は、スペイン政府の閣僚から批判を受けるとともに、ソーシャルメディアでも非難を浴びている。X(旧ツイッター)では、スペイン語で「今すぐ辞任しろ」という言葉がトレンド入りした。
イレーネ・モンテロ平等相は、「これは女性が毎日のように受けている性暴力だ」と述べた。
また、こうした暴力はこれまでは「見えない」ものだったが、これを「普通ものにしていはいけない」と語った。
「同意のないキスを、『そういうこともある』ものだと思ってはいけない」
ミケル・イセタ・スポーツ相も、ルビアレス会長の行動は「受け入れられない」ものだと指摘した。

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ルビアレス会長は21日の声明を発表する前、スペインのテレビ局COPEに対し、エルモソ選手とのキスは「何かを祝う友人同士のキス」で、それとは違う見方をする人たちは「ばかで愚かな人たち」だと語っていた。
エルモソ選手は当初、インスタグラムに「いやだった」と書いていたが、スペインのサッカー連盟が公表した声明では、「自然な好意の行動だった」と述べた。「ワールドカップ優勝があまりにうれしくて、お互いにあの場で完全に自発的にあのような行動に出た」のだと説明した。








