英俳優レイ・スティーヴンソンさん死去 インド映画「RRR」や「マイティ・ソー」シリーズなど出演

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マーベル映画「マイティ・ソー」シリーズやインド映画「RRR」などに出演していた、イギリス人俳優レイ・スティーヴンソンさんが亡くなった。58歳だった。
アメリカ拠点の広報エージェンシー「ヴューポイント」が22日、BBCにスティーヴンソンさんの死去を認めた。詳細は明かさなかった。25日に59歳の誕生日を迎える直前のことだった。
死因も公表されていないが、イタリア紙ラ・レプッブリカによると、イタリア・イスキア島での撮影中に突然体調を崩し、入院。入院後にさらに容体が悪化し、亡くなったという。
スティーヴンソンさんは、アクション映画「Cassino in Ischia(直訳:イスキア島のカジノ)」の撮影中だったという。

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スティーヴンソンさんは1964年に英空軍勤務の父のもと、英・北アイルランドで生まれ、8歳の時にイングランドのニューカッスル・アポン・タインに移住した。
ロンドンの商業演劇街ウエスト・エンドで米俳優ジョン・マルコヴィッチさんの出演舞台を見たのをきっかけに、俳優を目指すようになった。
ブリストルのオールド・ヴィック・シアター・スクールで演劇を学んだあとは、「傷だらけの報復」、「ピーク・プラクティス」、「アット・ホーム・ウィズ・ブレイスウェイト」といったイギリスのテレビ・ドラマに数多く出演した。

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2004年には、ハリウッド映画「キング・アーサー」に出演。最近ではアメリカでの大作出演も増え、「マイティ・ソー」シリーズでヴォルスタッグ役や、米HBOの歴史ドラマ「ローマ」のティトゥス・プッロ役などを務めた。
2022年に公開され、米アカデミー賞の歌曲賞を受賞したインド映画「RRR」では、冷酷なイギリス総督サー・スコット・バクストンを演じ、重厚な敵役として迫力を示した。
年内には、バイラン・スコル役で出演したディズニープラス制作の「スターウォーズ」シリーズ「アソーカ」が公開される予定。
「ローマ」で共演したイギリス俳優ジェイムズ・パーフォイさんは、スティーヴンソンさんを「素晴らしい、肝の据わった、ドラマチックで器の大きい俳優で、演じる役に完全になりきり全力投球する人だった」とたたえた。
映画「RRR」のツイッター公式アカウントは、「チーム全員にとって、あまりにショッキングな知らせです。レイ・スティーヴンソン、安らかに眠ってください。『サー・スコット』、あなたはいつまでも私たちの心の中に居続けます」と役名でも呼び、作中の写真と共に投稿した。
「RRR」のS.S.ラージャマウリ監督はツイッターで、撮影中に2人で談笑している写真と共に、「ショックだ……まったく信じられない知らせだ。レイはセットに、すごくたくさんのエネルギーと活力をもちこんでくれた。それが周りに伝染していくほど。彼と一緒に仕事をするのは、ひたすら喜びそのものだった。ご家族のために祈っています。彼の魂が安らかに休めますように」と書いた。





