米南部で男性が元妻など計6人を射殺 米で今年73件目の乱射事件

画像提供, Tate County Sheriff's Office
米南部ミシシッピー州の農村で17日、銃3丁を持った男(52)が元妻を含む計6人を相次ぎ射殺した。現地警察は容疑者を第1級殺人の疑いで逮捕した。アメリカの銃犯罪を追跡する非営利団体によると、アメリカで銃によって4人以上が被害に遭う乱射事件は今年に入り73件目。
現地警察の調べによると、リチャード・デイル・クラム容疑者は人口300人弱の同州アーカバトラで午前11時ごろ、ガソリンスタンドに併設される小売店に入り、見ず知らずの男性を撃った後、近くの民家へ向かい、元妻を射殺。米CNNによると、その場で一緒にいた元妻の婚約者を殴ったという。
米紙ニューヨーク・タイムズが捜査関係者の話として伝えるところによると、容疑者はさらに自宅隣の民家へ車で移動し、男性と女性を射殺。殺された男性は容疑者の家族だった可能性がある。
ブラッド・ランス保安官によると、容疑者はさらに、自宅近くで車内にいた1人と、路上にいた1人を射殺。この2人は、建築現場の作業員だった様子という。
警察は事件から間もなく、車内にいる容疑者を発見。目撃証言と外見が一致していたため、逮捕したという。
「この町では、こういう凶悪事件はめったに起きない。ショッキングだ」と、ランス保安官は述べ、「ここでこのような事件を扱うなど、夢にも思わなかった」と話した。
アーカバトラは、テネシー州メンフィスの南約70キロにある。

保安官によると、容疑者は散弾銃1丁と拳銃2丁を持っていた。
近隣コールドウォーターでは事件を受けて、小中学校が閉鎖された。
アーカバトラに住むイーサン・キャッシュさん(19)は現地テレビ局WREGに対し、銃を手にした容疑者を見たと話した。また、車内で死亡していた男性の脈を確認し、近くで負傷していた男性に自分の銃を向けたと話した。負傷した男性は、犠牲者のきょうだいだったという。
アメリカで銃犯罪の統計を取る非営利団体「銃暴力アーカイブ(GVA)」によると、アーカバトラでの事件によって、今年に入ってアメリカで起きた銃乱射事件は73件目になった。GVAは、4人以上が負傷もしくは死亡する事件を、乱射事件と定義している。





