イギリスの服喪期間終わる 政府庁舎の国旗は通常の高さに

エリザベス女王の国葬が終わり、イギリス各地で国旗が通常の高さに掲げられるようになった(20日、ロンドン)

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画像説明, エリザベス女王の国葬が終わり、イギリス各地で国旗が通常の高さに掲げられるようになった(20日、ロンドン)

8日に亡くなった英女王エリザベス2世の国葬が19日に終わり、イギリス内外の英政府庁舎では国旗が半旗から通常の高さに戻され、掲げられるようになった。ただし、王室関係者の服喪はさらに1週間続く。

エリザベス女王の国葬は、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた。続いてロンドン近郊のウィンザー城の聖堂で埋葬式と、近親者による礼拝を経て、棺が納棺堂に納められた。

これをもってイギリスの服喪期間は終わった。ただ、王室の居宅では27日午前8時まで、半旗の掲揚が続く。チャールズ国王をはじめ主要な王族はその間、喪に服し、王の特別な許可がある場合を除き、公務は行わない。

バッキンガム宮殿によると、王室職員や王室の記念行事で警護に当たる近衛部隊などの部隊も、27日まで喪に服すという。

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女王の国葬には約2000人が参列。約100人の政府首脳や、日本など世界各国の皇族・王族も出席した。

さらに葬列を見守ろうと、国葬のためにイギリス内外から数十万人がロンドンを訪れた。現在は、国葬の場となったウェストミンスター寺院の周辺で、大規模な清掃作業が行われている。黒いリボンなどの喪章をつけた地域職員が、路上にまかれた砂や、歩道などに残されたごみを取り除いている。

女王の棺は国葬に先立ち4日間、寺院に近いテムズ川岸のウェストミンスター宮殿で公開安置された。この一般弔問の行列はテムズ川の南岸で数キロにわたり昼夜を問わず続いた。行列がつくられたサザーク地区では清掃担当者がこの間、通常より24時間多く作業にあたり、数トン分のごみを撤去した。

前代未聞の警備体制

A flag

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画像説明, 女王の死後、イギリス内外で英国旗は半旗で掲げられていた

内外の要人や一般市民らがロンドンに集まった服喪期間の警備について、ロンドン警視庁は「イギリス国内でおそらくこれほど大規模な作戦は今後もないだろう」としている。とりわけ国葬の警備は「特に複雑」だったという。

国葬警備のため、全国の警察から3000人以上が応援でロンドン入りした。各地の屋根の上には狙撃手が配置され、武装警官や騎馬警官隊のほか、特殊警察部隊が市内をパトロールした。

警察によると、国葬当日の19日にはさまざまな理由から67人が逮捕された。

The Ceremonial Procession of the coffin of Queen Elizabeth II travels down the Long Walk as it arrives at Windsor Castle for the Committal Service at St George's Chapel.

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画像説明, ウィンザー城のロング・ウォークを進む葬列も数千人が見守った

イギリス政府のミシェル・ドネラン文化相によると、最終的な数字は政府が集計中だが、ウェストミンスター宮殿での公開安置には少なくとも25万人が並んだとみられる。

文化相はBBC番組「ブレックファスト」に対して、「信じられないほどの行列だった。あれだけの人が最後のお別れを言えるように整えたのは、大勢がチームとなって取り組んだおかげ。かかわった全員に感謝したい」と話した。

Police officers

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画像説明, イギリス全土から警官3000人以上が国葬警備の応援でロンドンに入った

国連総会出席のためニューヨークを訪れているリズ・トラス英首相は、BBCのクリス・メイソン政治編集長に対して、亡くなる2日前に女王に組閣を要請されたことは、「非常に光栄」なことだったと話した。

さらに、女王を追悼する人々から「愛情と思いやりがあふれ出した」ことや、数々の追悼行事が滞りなく行われたことは、エリザベス女王をたたえるのにふさわしいものだったと述べた。

「国葬にあたって王室職員をはじめ公務員たちは見事な働きぶりだった。ここイギリスだけでなく世界全体に、現代世界にあまりに多大な貢献をした人をたたえる追悼として、ふさわしいものだった」と、首相は述べた。