ウクライナ、1000平方キロ超の領土奪還と大統領 「30以上の集落を解放」と

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日夜のビデオ演説で、この1週間で同国南部と東部の1000平方キロメートル以上の領土をロシア軍から奪還したと発表した。
ゼレンスキー大統領は、東部ハルキウ州で30以上の集落が「解放」されたと述べた。
ロシアが任命したハルキウの行政当局トップ、ヴィタリー・ガンチェフ氏は、ウクライナ軍が「重大な勝利」を収めたことを認めた。
ガンチェフ氏はロシアのテレビ局に対し、ウクライナ軍がロシア軍の防衛線を突破したと語った。
ハルキウのロシア側の支配地域で最も重要な都市の1つ、クプヤンシクと、ほかの2つの町から民間人が避難しているとした。
米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)の分析によると、ウクライナ部隊は現在、クプヤンシクからわずか15キロの場所に到達している。クプヤンシクにはロシア軍が部隊の補給に利用している、重要な鉄道の分岐点がある。
ロシアは80人の兵士を運べる巨大な輸送ヘリコプター「Mi-26」を使い、この地域に陸路と空路で援軍を送っているとみられる。
ウクライナ軍はフェイスブックの別の投稿で、ウクライナ部隊が3日間で50キロ前進したとしている。これが事実であれば、3月に首都キーウ周辺からロシア軍が急速に撤退して以来、最速で前線が動いたことになる。
ハリコフ南東部での反攻によって、ロシアが半年前の開戦以降、かなりの軍事支配を維持してきた東部ドネツク地方にウクライナ軍が近づくことになる。
ハルキウ州バラクリヤにウクライナ兵が入ったように見える動画が浮上する中、ガンチェフ氏はバラクリヤはウクライナ軍に奪還されていないと主張した。
BBCは誰がバラクリヤを支配しているのかを確認できていない。しかし、検証済みのソーシャルメディア投稿では、バラクリヤ中心部にある行政施設で8日、ウクライナ国旗が掲げられているのが示されている。


ウクライナが一部地域で自軍を前進させたと主張する一方で、ほかの地域でロシア軍の空爆が再開したとの報告もあった。
ウクライナ北東部スーミ州の知事は9日、ロシア軍の空爆で病院が「破壊」され、複数の人が負傷したと述べた。
BBCはこの報告について検証できていない。











