デンマーク首都のショッピングモールで銃撃、3人死亡 デンマーク人の男を逮捕

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デンマークの首都コペンハーゲンのショッピングモールで3日午後、男が銃を乱射し、3人が死亡、複数人が負傷した。このうち3人は重体という。
銃撃事件があったのは、コペンハーゲン南部にあるデンマーク最大級のショッピングモール「フィールズ・ショッピングセンター」。銃撃犯の22歳の男は逮捕・訴追された。
警察によると、男は逮捕時、ライフル1丁と弾薬を所持していた。デンマーク人とされる容疑者の犯行動機は不明。警察は当初、「テロ行為」の可能性は排除できないとしていたが、4日朝には、テロ行為だった様子はないと発表した。容疑者には、精神疾患の病歴があるという。
警察は、事件に共犯者がいた形跡はないとしており、ショッピングモール内の店舗所有者に監視カメラ映像を保存するよう求めた。

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ショッピングモールには140以上の店やレストランが入っている。コペンハーゲン郊外に位置し、市中心部につながる地下鉄のすぐ向かい側にある。
目撃者は、銃声が鳴り響く中、買い物客がパニックに陥ったと話した。
エミリー・イェベセンさんはデンマーク紙ユランス・ポステンに対し、「何が起こっているのか分からなかった。突然、どこもかしこも大混乱に陥った」と語った。
「安全な首都が一瞬で変わった」
メテ・フレデリクセン首相は愛する人を失った人々に哀悼の意を表し、この困難な時にデンマーク人が団結し、互いに支えあうことを奨励したいと述べた。
「デンマークは日曜日(3日)の夜、残酷な攻撃に見舞われた」と、首相は述べた。「数人が殺された。そしてさらに多くの人が負傷した。買い物や外食中の罪のない家族連れが犠牲になった。子供たちや若者、大人たちが」。
「私たちの美しい、そして普段はとても安全な首都が一瞬にして変わってしまった」と、首相は付け加えた。


デンマーク王室の反応
デンマーク王室は、「犠牲者とその親族、この悲劇の影響を受けた全ての人」に「心からお見舞い申し上げる」とした。
女王マルグレーテ2世、フレデリック皇太子、メアリー皇太子妃は共同声明で、「悲劇の全容はまだわかっていないが、すでに明らかなのは、より多くの人々が命を落とし、さらに多くの人々が負傷しているということだ」と述べた。
王室はフレデリック皇太子主催のレセプションをキャンセルしたと発表した。このイベントは自転車の世界大会ツール・ド・フランスの最初の3ステージをデンマークで開催することを記念して企画されたもの。

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イギリス人歌手のコンサートがキャンセル
銃撃現場から2キロ弱の施設では、イギリス人歌手ハリー・スタイルズさんのコンサートが予定されていたが、キャンセルとなった。
スタイルズさんはメッセージアプリ「スナップチャット」に、「スタッフと僕は、コペンハーゲンのショッピングモールで起きた銃撃事件に巻き込まれたすべての人のために祈っている。ショックを受けている」とコメントした。

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近隣諸国の反応
近隣諸国の首脳はこの銃撃事件に対する恐怖を表明し、影響を受けた人々の家族に哀悼の意を表した。
フィンランドのサンナ・マリン首相は、「衝撃的な暴力行為」だと非難。アイルランドのミホル・マーティン首相は「殺され、けがを負った人々の家族と友人に心からの哀悼の意を表する」と述べた。
ノルウェーのヨーナス=ガール・ストーレ首相は「犠牲者とその親族、そして現在人命救助に当たっている救援隊に思いをはせている」と述べた。
デンマークで最後に大規模なテロ事件が起きたのは2015年2月。コペンハーゲンの文化センターとシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)での銃撃事件で2人が死亡、警官6人が負傷した。銃撃犯は警官との銃撃戦の末に死亡した。







