豪ケンタッキー、レタス不足でキャベツ使用へ 洪水が原因と
ピーター・ホスキンズ、ビジネス記者

画像提供, KFC
ファストフードのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)のオーストラリア法人が、レタス不足の影響を受け、バーガーやラップに使うレタスをキャベツで補わざるを得ない事態となっている。
オーストラリアではレタスの他にも、野菜や果物の価格が高騰している。ソーシャルメディアでは、1玉10豪ドル(約950円)と、通常の3倍の値段が付けられたレタスの写真が拡散された。
KFCオーストラリアは声明で、「現在、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の洪水の影響で、レタスが不足しています。そこでしばらくの間、レタスを使っているすべての商品で、レタスとキャベツを交ぜて使用します」と説明。
また、「それが苦手な方は『カスタマイズ』をクリックし、『レシピ』からレタスを削除してください」と、笑顔の絵文字を添えて理解を求めた。
KFCオーストラリアが食材不足に悩まされたのは今回が初めてではない。今年1月には、主要な原材料である鶏肉不足を受け、メニューに一部修正を加えた。
これは、新型コロナウイルスの「オミクロン株が東部州で急激に流行したため」、オーストラリアの鶏肉最大手イングラムズで人材が不足したためだったという。
ウクライナ侵攻やパンデミック、異常気象で
オーストラリアも世界各国と同様、ロシアのウクライナ侵攻やパンデミックに端を発したサプライチェーン問題の影響を受けている。
さらに、今年初めに東部を襲った洪水などの異常気象により、国内の食料生産にも影響が出ている。
こうした事態でオーストラリア国民の生活費は上昇。2022年の最初の3カ月で消費者物価指数は5.1%上がり、上昇率が過去20年で最高を記録した。インフレ率はさらに上がるとみられている。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、インフレ抑制のために政策金利を0.5%引き上げ、0.85%にすると発表した。引き上げ幅は市場予想を上回った。
同行は利上げの理由には、新型ウイルス流行によるサプライチェーンの混乱やウクライナでの戦争、国内の洪水など複数の問題が絡んでいると説明した。










