英ロンドンで豪雨、病院も浸水 「ほかの病院利用して」
英ロンドンで25日、集中豪雨の影響で道路や住宅、駅などが冠水し、車が立ち往生するなどした。
26日午前には、イギリス南東部の大部分に落雷警報が出された。一部地域で大量の降雨が予測されている。
ロンドン東部では25日、ウィップス・クロス大学病院とニューアム病院が浸水を理由に、別の病院の救急外来の利用を呼びかけた。救急車は行き先の変更を指示された。
ニューアム病院はツイッターで、「私たちはまだここにいるが、事態が収束するまでの間、可能であれば近隣の病院の利用をお願いしたい」とした。ウィップス・クロス大学病院も同様に、「大雨の影響で運営上の問題が発生している」とツイートした。
ニューアム病院の救急外来は26日朝も閉鎖が続き、救急車は近隣の病院へ行き先を変更している。
ロンドン消防局によると25日には、わずか数時間で浸水関連の通報が約300件あった。
道路の冠水で車が複数台立ち往生し、当局は危険な状況での移動を控えるよう警告した。ブラックウォール・トンネルやA12号線、北環状道路など、市内の道路の多くは閉鎖された。

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ロンドン中央部セント・ジェイムズ・パークでは25日、1時間に41.6ミリと、国内で最も雨が降った。
東部ウッドフォードでは、住民たちがバケツやほうき、木の板などを使って家に雨水が侵入するのを防ごうとした。
レストラン経営者のマリヤ・ピーバさん(46)は、隣人宅の寝室が浸水被害に遭い、自分の息子がほかの住宅に水が流れ込まないよう手伝ったと話した。
ピーバさんはPA通信に対し、「息子が近所の店に食料を買いに行って、戻ってくる頃にはすでに道路全体と歩道が冠水していて、自宅の玄関に水が入ってきた」と語った。

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住民のクリス・デイトさんは、中部ウォルサムストウのベイカーズ・アームズで立ち往生するバスの写真と共に、水かさが「縁石の高さを超えている」とツイートした。
「歩道を歩くこともできない。あのバスに乗ろうとすると、水は自分のすねのあたりまで達した。もはや道路ではなく運河だ」
自転車に乗っていたエディー・エリオットさん(28)は南部バタシーのクイーンズタウン・ロード駅近くを通りがかったところ、道路が「完全に閉鎖されている」ことに気づいたという。
「ロンドンで生まれ育ったが、こんな光景は今まで見たことがない」
エリオットさんはロンドンで経験した中で最悪の洪水だとし、「水に浸かって故障したバスが立ち往生していた」と述べた。
英環境庁は、ロンドンのベヴァリー・ブルック付近やウースター・パークなどに一時、6つの洪水警報を発令した。

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<報告>現場の状況――グレッグ・マッケンジー、BBCニュース

ニューアム病院の救急外来は26日朝も閉鎖が続き、救急車は近隣の病院へ行き先を変更している。
救急外来の入り口から中を覗くと、床一面が見渡す限り水浸しになっているのがわかる。
床にはモップが残され、警備員が人々を誘導している。
同病院は、緊急性の高い患者の入院は受け入れるとしているが、大雨被害を修復するまでの間はほかの病院を利用するよう勧めている。
産科病棟など、病院のほかの部分に影響は出ていない。







