ポルノサイト、イギリスで「驚異的な」数の成人が見ている=英調査

Tezza Williams

画像提供, Tezza Williams

画像説明, テザ・ウィリアムズさんのサイトには500人近い有料購読者がいるという

イギリスの成人の半数がポルノサイトを見ているらしい。新型コロナウイルスの流行が閲覧者を増やしている可能性もある。

英情報通信庁(オフコム)の調査によると、一番人気のサイトは「Pornhub」で、昨年9月時点で約1500万人がアクセスしていた。イギリスの成人男性の50%と、成人女性の16%が閲覧したという。

ポルノサイトへのアクセスについてオフコムが調べたのは、これが初めて。そのため、以前と比べ増えたのか減ったのかは不明だ。

ただ、アダルトコンテンツの製作者は、新型ウイルスのパンデミックが始まって以来、ポルノサイトを訪れる人は増えていると話している。

「絶好の時期」

「どのサイトだろうと、何らかのポルノコンテンツを見ている人数はものすごいことになってる」

英ソーシャルメディアサービス「OnlyFans」向けにコンテンツを製作しているテザ・ウィリアムズさん(22)は、BBCのラジオ番組「ニュースビート」でこう話した。

「自分で楽しむために、何かしらのポルノを見たことがない人なんて、知り合いには1人もいない」

オフコムの調査によると、新型ウイルス対策のロックダウンの影響で解雇されたり休職に追い込まれたりした人たちが、コンテンツを作るようになった。

ウィリアムズさんもその1人だ。「OnlyFans」でコンテンツ製作を始めたのは先月で、現在は月額8~10ドルを支払う購読者が500人超いる。

ロックダウン中は手持ち無沙汰で、交際相手にも会えない人が多かった。そういう人にとってロックダウンは、オンラインのコンテンツを探り「始める絶好の時期」だったと、ウィリアムズさんは話した。

Porn access UK

画像提供, Getty Images

画像説明, 昨年9月時点でイギリスの成人の半数がポルノサイトにアクセスしていたとされる

「ゲイ、レズビアン、トランスの人たちの間では、こういうオンライン・プラットフォームを使うのは、どんどんOKになった。自分のセクシュアリティを前より受け入れて、楽な気持ちになって、こういうことに関心をもつ人も増えている」

「OnlyFansを使うのはありだと、受け入れる若者は増えている(中略)ロックダウンはポルノ産業にとって本当に良かったと思う」

OnlyFansはアダルト利用に限定されたサービスではないが、人気が出たのは、そうした利用方法で使う人が増えたため。

イギリスでロックダウンが実施され、人々が自宅から出られなくなった昨年5月には、OnlyFansでコンテンツを作る新しいクリエーターは75%増加したという。

オフコムの調査では、パンデミックの最中にOnlyFansの人気は拡大したとしている。

ポルノ閲覧の偏見

セックス関連の著書があるユーチューバーのハナ・ウィトンさんは、新型ウイルスが流行している間に、「多くの人が自分のセクシュアリティやアイデンティティ、快楽、関係性について深く考えているのを目にした」と、BBC番組「ニュースビート」で話した。

「セックスしたり、自分が何が好きなのか探って試してみたり、ポルノを見たり、アダルトグッズを買ったり、そういうことに使える時間が増えた人たちがいる。そういう時間を使って、自分だけで、あるいはパートナーと一緒に、新しいやり方をあれこれ試してみたという人たちもいる」

「ポルノには色々な表現があり得る。良いものも、悪いものも。新しい性的なファンタジーを試したり、自分がもしかすると好きかもしれないことを試して探検できるのが、ポルノの良い側面のひとつ」

Hannah Witton

画像提供, Hannah Witton

画像説明, ハナ・ウィトンさん

ウィトンさんは、ポルノを見る行為に対する偏見は根強いとし、それは独身でも決まった相手がいる場合でも同じだと述べた。

「関係をもっている相手がいるなら、マスターベーションの必要はないし、ポルノを見るべきではないと、一般的に思われている。でも、それは違う」

「誰にでも、自分だけのプライベートなセクシュアリティと性的なふるまい方がある。それは相手との関係性の中で表現するものかもしれないけれども」

「でももしかすると、自分ひとりの時だけ、そうするのかもしれない。それもすごくあり得る」