ピンタレスト、性差別訴訟で前COOと和解 23億円超

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写真共有サービスを提供する米「ピンタレスト(Pinterest)」14日、前最高執行責任者(COO)フランソワーズ・ブロワー氏(55)が8月に起こした性差別訴訟で、2250万ドル(約23億4000万円)を支払うことで和解したと発表した。この和解金は、過去の同様の訴訟で開示されたものの中で最高額となる。
ブロワー氏は2018年3月から今年4月に解雇されるまでピンタレストに勤務し、約1000人のチームを監督していた。
同氏は同一賃金の実現を推進したり、同僚からの性差別的な発言に対する懸念を会社側に提起したところ、最終的に解雇されたと主張していた。
女性ユーザーが多いことで知られるピンタレストは和解について、「企業文化を改善」するためのより広範な取り組みの一貫だと説明した。
ブロワー氏は声明で、「ピンタレストが職場環境を改善するために取った意味のある対応」を歓迎するとした。
ピンタレストとブロワー氏は、和解金2250万ドルのうち約250万ドル(約2億6000万円)について、テクノロジー業界における女性やマイノリティーの地位向上に取り組む組織に寄付する方針としている。
「劇的な転換」
「ピンタレストは多様性、公平性、包括性のある職場環境をつくることの重要性を認識しており、企業文化を改善するための行動を継続していく」と、同社は声明を出した。
ブロワー氏が同社で性差別を受けたと公に訴えると、同社の一部スタッフがストライキを起こした。また、黒人の元従業員2人が、差別を受けたと訴えたことでも、ストライキが起きた。スタッフによる改革を求める請願書も提出された。
ブロワー氏の弁護人、デイヴィッド・ロウ氏は記者団に対し、今回の和解は和解金の規模や慈善団体への寄付、内容が開示されたことに意義があると述べた。
同様の訴訟で女性たちを弁護する雇用問題専門のシャロン・ヴィニック弁護士は、今回の和解金の規模は「性差別に対する姿勢が劇的に変化」していることの表れだと、米紙ニューヨーク・タイムズに述べた。








