レイプ被害訴えた女性、出廷直前に火をつけられ重体 インド

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レイプ被害を訴えていた女性(23)が5日、インド北部ウッタル・プラデシュ州の裁判所へ向かう際に体に火をつけられた。女性は病院へ搬送されたが、重度のやけどを負い、重体という。
女性は今年3月、レイプされたとして男2人を提訴していた。地元メディアによると、女性はこの日、その審理に出廷するため同州ウナオの鉄道の駅へ向かっていたところを襲われた。男の集団は女性を近くの野原へと連れて行き、火をつけたという。
警察は男5人を逮捕した。保釈中だった、女性に提訴されていた男2人も含まれるという。
レイプ被害訴え、自動車事故に
ウナオでは今年7月、男性与党議員によるレイプ被害を訴えた女性が自動車事故で重傷を負い、警察が殺人事件として捜査を開始した。
この事故では、女性のおば2人が死亡し、弁護士が負傷した。
1週間前にもレイプ・焼殺事件
先月27日には、ハイデラバード県南部で女性獣医(27)がレイプされ、体に火をつけられ殺害されたことを受け、インド各地で抗議が行われた。容疑者4人は今月6日、現場検証に立ち会った際に警察官の拳銃を奪って逃走しようとして射殺された。
1週間余りで再び同様の事件が発生したことで、インド国内では激しい怒りが広がっている。
あるツイッターユーザーは、「またショッキングな事件が、インド人民党(BJP)議員によるレイプ事件で悪名高い街、ウナオで起きた。今年初めに男2人にレイプされたとして提訴していた女性が今朝、体に火をつけられ、生きようと戦っている。別の日に、別の女性が被害に遭った。ハイデラバードの事件からわずか1週間後に」と投稿した。

「何も変わっていない。ウナオで、別のレイプ被害者が生きたまま火をつけられた」とツイートする人も。

別の人は、「レイプしたとして提訴された男が保釈され、裁判所に向かっていた被害女性に生きたまま火をつけた。これが、私たちが暮らしたいと思うインドなのか?」とツイートした。
レイプ犯罪の減少みられず
インドでは2012年12月に首都デリーで、バス車内で若い女性が強姦されて殺害される事件が発生。それ以降、女性へのレイプや性暴力に対して広く抗議が行われるようになった。しかし、こうした犯罪の減少の兆しは見えないままだ。
インド政府による最新の犯罪データによると、警察の記録では、2017年には3万3658件のレイプ事件が発生した。1日あたり平均92件のレイプ事件が発生していることになる。









