アリババ「独身の日」セール、1時間で売上1兆5600億円

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中国ネット通販大手・アリババ集団は11日、毎年恒例の「独身の日」セールを開始し、1時間余りで1000億元(約1兆5600億円)の売り上げを記録した。昨年より約40分早く達成したという。
アリババによると、セール開始からわずか1分ほどで売り上げが10億ドル(約1090億円)に到達。昨年より約40分も早いペースで1000億元を売り上げた。
前年超は確実か
これにより、昨年の総売り上げ308億ドル(約3兆3500億円)を超える可能性が出てきた。
「最初の1時間を見る限り(中略)320億ドルを超えなかったら驚きだ」と、テクノロジー調査会社Futurum Researchのテクノロジー・アナリスト、ダニエル・ニューマン氏は述べた。
米ポップ歌手のテイラー・スウィフトさんはこの日、上海のメルセデス・ベンツ・アリーナで開かれたオープニングイベントでライブを行い、会場を盛り上げた。
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アリババの華やかな創業者、馬雲(マーユン、ジャック・マー)氏の退任後、初めての「独身の日」を迎えた。
慈善活動や教育に専念したいとして会長職を退いた馬氏の後任には、前最高経営責任者(CEO)のダニエル・チャン氏が就任した。

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独身の日とは
「独身の日」は、アリババ集団が2009年に打ち出した。恋愛中の人のためのバレンタインデーとは対照的な、恋人のいない人のための記念日だ。
現在、インターネット上で世界最大の売り上げを記録する日となっている。
昨年の売り上げは、米国などで大規模商戦の日として知られるブラック・フライデー(11月の第4木曜日の翌日)とサイバー・マンデー(11月の第4木曜日の次の月曜日)の合計を上回った。
米製品ボイコットの懸念あったが
「独身の日」のイベント前には、中国の消費者が、中国と激しい貿易戦争を繰り広げている米国製品の購入を渋るかもしれないとの懸念があった。
世界トップの経済大国であるアメリカと中国は、互いの輸入品に対し数十億ドル相当の関税を課す報復合戦を繰り広げている。
こうした貿易戦争は中国経済に影を落としている。中国は、減速する経済に歯止めをかけようと取り組んでいる。
「独身の日」は中国国内の人々がどれだけ消費する気があるのかを判断する、消費者心理の指針とされる。
企業価値は4800億ドル
ここ数年間でアリババは、オンラインマーケットプレイスからEコマース(電子商取引)大手へと成長を遂げた。
さらに、金融サービスから人工知能(AI)に至るまで、幅広い分野に注力している。
米経済誌フォーブスは、中国最大の企業の1つのアリババの企業価値を4800億ドルとしている。
すでに米国上場を果たしているアリババは、複数報道によると、早ければ今週にも数十億ドル規模の香港上場計画を発表するとみられている。










