フォルクスワーゲン元社長、排ガス不正で起訴 ドイツ検察

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ドイツ・ブラウンシュバイクの検察当局は15日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマルティン・ヴィンターコーン元社長(71)を、ディーゼル車の排ガス不正に関わったとして起訴した。
検察は声明で、ヴィンターコーン氏は「特に深刻な」詐欺や独占禁止法違反があったと指摘。ディーゼル車の排ガス試験の結果を操作していたことについて、欧米の消費者や当局にもっと早く知らせるべきだったとしている。
さらに、排ガス不正を隠すため、「意味の無い」ソフトウエアのアップデートを承認したとしている。
裁判で有罪判決を受けた場合、ヴィンターコーン氏は最長10年の拘禁刑が言い渡される可能性がある。
この日、ヴィンターコーン氏と共にVWの幹部4人も起訴されたが、検察当局は幹部らの氏名を公表していない。
VWは起訴についてコメントしない方針。ヴィンターコーン氏は排ガス不正問題が発覚後の2015年9月に社長を辞任している。
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アメリカでも訴追
ヴィンターコーン氏はアメリカでも検察当局に起訴されている。ただし、ドイツは同国民の身柄を外国に引き渡さないため、同氏がアメリカで裁判を受ける可能性は低い。
3月には、アメリカの証券取引委員会(SEC)がVWとヴィンターコーン氏を提訴。訴状では、排ガス不正問題を公表しないで大量の有価証券を発行して投資家をだましたとしている。
SECの提訴に対し、VWは真っ向から争う構えを見せている。
罰金・賠償金は3.5兆円に
VWは2015年9月、アメリカの排ガス規制をクリアするため、違法なソフトウエアを使用していたことを認めた。このソフトウエアは、アメリカで09~15年に販売されたVWの自動車約60万台に搭載されていた。全世界では数百万台に搭載されていたとされる。
この問題でVWはこれまでに、約280億ユーロ(約3兆5千億円)の罰金や賠償金を支払っている。
VWのハーバート・ディエス社長はBBCに、排ガス不正問題では「最悪の時期を乗り越えた」という認識を表明。一方で、消費者の信頼を取り戻すにはまだ努力が必要だと述べた。










