メラニア夫人、「どうでもいい」ジャケットはメッセージだった

画像提供, Reuters
ファーストレディが着た1枚のジャケットが、大量の憶測と批判を呼んだ。たくさんの記事や論説も書かれた。親子を引き離す移民政策で米国が揺れに揺れていた今年6月、メラニア・トランプ大統領夫人は、背中に「私には本当にどうでもいい。あなたは?」とはっきりと書かれたジャケットを着て報道陣の前に姿を現した。移民収容施設を訪れる際に。夫人はなぜあのとき、あの上着を着たのか。本人がついに答えた。
夫人が39ドル(約4300円)のジャケットを着たことについて、ドナルド・トランプ米大統領は当時、「フェイク・ニュース・メディアへのメッセージだ」と説明していた。
しかし、メラニア夫人の報道官は、「ただのジャケット」だと主張した。
今になってついに、答えが分かった。あれはメッセージだったと、メラニア夫人自身が認めたのだ。
メラニア夫人は6月21日、テキサス州の移民児童収容施設を訪問した。
この施設には子供55人がおり、中には、不法移民に対するトランプ政権の強硬策によって親と引き離された子もいた。
施設への往復で夫人は、背中に「私には本当にどうでもいい。あなたは?」と描かれた上着を着ていたため、大々的に批判された。施設そのものに到着する前には、ジャケットは脱いでいたのだが。
子供の移民収容施設を訪れる際に、わざわざこのジャケットを着た意味は何なのか、夫人は何を伝えようとしているのかと、憶測や批判が広がった。ただし夫人の報道官は、「隠されたメッセージなどない」と主張していた。
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しかし13日放送の米ABCニュースのインタビューでメラニア夫人は、「ある意味、メッセージでした、ええ」と認めた。
「子供たちのためにジャケットを着たわけでないのは明らかです。飛行機に乗る時と降りる時に着たので」と夫人は話した。
「私を批判する人たちや左派メディアに向けたものでした。何を言われても、私にはどうでもいいって示したいんです。好きなように批判すればいい。でもだからといって私は、自分が正しいと思うことをやめたりしません」」
メラニア夫人は、メディアが自分の服装に「こだわりすぎている」と批判した。
「もしあのジャケットを着ていなかったら、あれほどしたくさんのメディアに取り上げただろうか、よく自問します」と述べ、「私が着るものよりも、私の行動や取り組みにもっと焦点を当てて欲しい」と加えた。
メラニア夫人が立場を明確にしたことで、支持者は喜んだ。しかし批判する人たちは、メッセージがあったと認めたことで、夫人のチームがうそを付いていたことになるのを重視。さらにメッセージのタイミングも批判している。
政治評論家のジャック・キングストン氏はツイッターに、「メラニアを愛する理由がまた増えた。左派の頭をおかしくするために『どうでもいいジャケット』を着たんだ。で、うまくいった!」と書いた。
放送作家のブライアン・ベハー氏は、「メラニアはリベラルの鼻を明かすため、あのジャケット着たんだ。おりに入れられた子供たちを訪問する時、そんなことを考えていたなんて、うれしいね」とツイートした。
ジャーナリストのサラ・ボクサー氏は、「彼女のスタッフがあきれた顔であざ笑いつつ、ジャケットにメッセージなどないってしきりに言い張っていたの、覚えてる? ファーストレディがここではっきりさせたように、あれはうそだった」とツイートした。
いずれにせよ、メラニア夫人が着るものは、夫がホワイトハウスにいる限り憶測の源泉となり続ける。
上着がメッセージだったと夫人が認めたことで、世間は今後いっそう、メラニア夫人の服装に注目し、隠されたメッセージや、あまり隠れていないメッセージを見つけようと、目を皿にするはずだ。








