市販ペストソース、塩分がマクドナルドのハンバーガーより多い=英団体調査

Jar of pesto with basil, pine nuts and garlic

画像提供, Getty Images

市販されているペスト・ソースは、ファーストフードのハンバーガーより塩分が多く、減塩どころか増える傾向にある――。健康な食事を推進する英団体が4日、こうした調査結果を発表した。

食品の減塩を呼びかける科学者団体「CASH(塩分と健康に関する一致行動)」は、食品会社サクラ社が製造販売するペスト・ソースには、1回分あたりマクドナルドのハンバーガーより多くの塩分が含まれていると指摘する報告を発表した

英ロンドン大学などの研究者が参加する同団体は、大手スーパーのセインスベリーズやテスコなどが作るものを含め、調査対象にしたペスト・ソースはどれも、健康的な食品とは言い難いと批判した。

サクラ社は、自社製品はバランスのとれた食事の一環として楽しむべきものだと反論している。

CASHによると、調査したサクラ社のペスト・ソース2種類はどちらも、2009年の前回調査より塩分量が増えている。現在の製品は、1回分の使用量47.5グラムにつき1.5グラム以上の塩分が含まれるという。

一方で、ナポリナ、ジーノ・ダカンポ、トルーリー・イタリアンなど他ブランドのペストの塩分量は、100グラムあたり2~2.5グラム。またテスコ、アルディズ、ジェイミー・オリバー、セインスベリーズなどのブランドの塩分量は、100グラムあたり1グラム未満だったという。

CASHの栄養士サラ・オルダートン氏は、「大人も子供も毎日のようにペストを食べる、どれほど塩分が多いものか、認識されていないかもしれない」と指摘した。

「私たちが調査した製品はどれも『健康的』とは言い難いものだった。そのため、ペストを食べるなら量や回数を減らすとか、塩分や脂肪分の少ない別のパスタ・ソースを試してみるといい」

CASHは英国健康保護局(PHA)に、食品産業に対して「タフに取り組む」よう求めた。

これに対してサクラ社の広報担当は、「私たちは良質で安全な、本物のイタリア料理製品を作るため、一生懸命努力しています。バランスのとれた食事の一環として楽しむべきものです」とコメントした。

PHEは、減塩と目標値達成の重要性について、食品産業にはっきり伝えてきたと説明している。

PHEの主任栄養士アリソン・テッドストーン博士は、「人気の食べ物の多くには、驚くほどの塩分が含まれている」と指摘した。「塩分の摂取量は11%減ったものの、業界が漫然と事態を放置することは許されない。PHEは来年、改善の度合いについて報告する」。

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ペスト・ソースに入っているのは

Bunches of basil

画像提供, Pesto di Pra'/Serre sul Mare

  • ジェノベーゼバジル
  • リグーリア産エキストラバージンオイル
  • ニンニク(できればベッサリコ産)
  • イタリア産松の実
  • パルメザン・チーズ
  • ペコリノ・チーズ
  • 粗塩
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