【写真で見る】 米の山火事、大統領図書館を救ったのは…ヤギ

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米カリフォルニア州で、今年も山火事が猛威を振るっている。しかしロナルド・レーガン記念図書館は、おなかを空かせた500頭のヤギの群れによって難を逃れた。
ロサンゼルス近郊にあるロナルド・レーガン記念図書館は5月、山火事予防策としてヤギを雇った。施設の周りに生えている燃えやすい雑草を除去してもらうためだ。
ヤギが雑草を食べたことで防火帯が作られた。これにより火の回りが遅くなり、消防隊員が対応できる時間が増えたという。
ゴッホならぬ「ゴート」(ヤギ)
カリフォルニア州では最近、山火事「イージー・ファイア」が発生。州の広い範囲で住民が非難を余儀なくされたほか、停電の原因にもなった。
フィンセント・ファン・ゴート、セリーナ・ゴートメス、ゴーツァルトといった名前のヤギが同図書館で働いた。彼らのおかげで、大統領専用機やベルリンの壁の一部といった貴重な展示品が焼失を免れた。
図書館の広報担当者はロイター通信の取材で、「ある消防隊員に、防火帯のおかげで仕事がやりやすくなったと思うと言われた」と話している。

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図書館で働いたヤギたちは、地元企業から派遣され、13エーカー(約5万2600平方メートル)にわたって草を食べた。
スコット・モリスさんは昨年11月に「805Goats」を創業。派遣料金は1エーカー当たり1000ドル(約11万円)だ。
カリフォルニアでは今後も山火事が増え続けるとみられており、モリスさんは需要に応えるにはヤギの群れを2倍にする必要があると話した。
同じくロサンゼルスにあるゲッティー美術館も今週、ヤギたちの除草事業によって山火事から逃れた。

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一方、牧場経営者やボランティアの手によって家畜の避難も行われている。何頭かをトレーラーに乗せては安全な場所まで運び、また戻っては救助する――の繰り返しだ。
火の回りが早くトレーラーが間に合わない場合は、自分たちでどうにか逃げ出し、後から回収できるようにと、家畜を解放しているという。

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また、家で飼われているペットたちも、飼い主と共に避難を余儀なくされている。一方で、一連の山火事では多くの動物が死んだり行方不明になったりしているという。
フェイスブックに設立された「ペット救助と再会」グループには、火事の中で行方不明になった動物たちの写真が流れ込んでいる。
山火事が近付いた動物保護施設でも、動物の避難が始まっている。

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現在、カリフォルニアで猛威を振るっている10件の山火事のうち、北部で発生した「キンケイド・ファイア」が最も大きく、これまでに7万6000エーカー(307平方キロメートル)を焼いた。
州知事は先に、州全体に非常事態宣言を発令している。

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