ドイツ東部ライプツィヒで車が歩行者に突入 2人死亡、多数負傷

市街地に紅白の規制線がはられた向こうで警察や救急隊の大型車両が集まり、制服姿の隊員たちが話をしている

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画像説明, 車が複数の歩行者に向かって突入した現場(4日、ドイツ・ライプツィヒ)
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ドイツ東部ライプツィヒで4日午後、車が歩行者の中へ突入し、2人が死亡し、ほかにも複数の人が負傷した。地元当局が明らかにした。

ライプツィヒのブルクハルト・ユング市長は、当局がドイツ国籍の33歳男性を容疑者として逮捕したと明らかにした。動機は不明だという。

警察によると、車はライプツィヒ中心部のグリマイシェ通り周辺で複数の人をはねた後、現場を離れようとした。ライプツィヒ消防局のアクセル・シュー消防本部長は、22人が負傷し、このうち2人が重傷だと述べた。

ライプツィヒのあるザクセン州のミヒャエル・クレッチマー州首相は、容疑者に精神疾患の病歴があると明らかにした。

ライプツィヒ警察のスザンネ・リュープケ報道官は、現地時間午後5時35分(日本時間5日午前0時35分)ごろ、「車両を運転する人物がアウグストゥス広場を横切り、グリマイシェ通りに入り、市場を通過し続けた」と述べた。

「この事件で複数の人が負傷し、残念ながら、死亡者が2人出たことも報告しなくてはならない」と警察報道官は話した。

「この暴走事件は、単独犯による犯行とみて捜査している。公共の安全への脅威が続く様子は、現時点ではない」とも報道官は説明した。

ライプツィヒの検察当局は、死亡したのはドイツ国籍の63歳の女性と77歳の男性だと明らかにした。

容疑者について殺人および殺人未遂の疑いで捜査中で、宗教的、または政治的動機があったと示す「根拠は現時点ではない」としている。

車はグリマイシェ通りに設置された車止めの杭(くい)付近で停止した。

車体前方のボンネットがひしゃげた白い乗用車が、車止めの杭の前で止まっている。その前には青と白のビニールシートが地面の上にかけてある。手前で長い髪の制服警官が立ち、防弾チョッキをつけた短髪の制服警官が振り返りながら前へ歩いている

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画像説明, 車は車止めの杭の手前で停まった(4日、ライプツィヒ)

事件を目撃者したスージーさんはラジオ・ライプツィヒに対し、友人と一緒にグリマイシェ通りのベンチに座っていたところ、「大きな衝撃音を聞いた」と述べ、車は「本当に速いスピード」で走行していたと話した。

スージーさんと友人は近くの店舗にいったん避難した後、店から出ると、複数の負傷者が地面に横たわっているのを見たと話した。

別の目撃者は同じ放送局に対し、車が車止め付近で停止し、女性が車の屋根から落ちたと話した。複数の通行人が助けようと周りに集まり、約15人が車の運転手を取り押さえようとし、開いていた窓から引きずり出そうとしたという。

この目撃者によると、運転手は助手席側の窓から逃げようとしたが、警察が現場に到着し、結束バンドで両手を拘束したという。

アウグストゥス広場に面した、古い教会に現代建築を組み合わせたライプツィヒ大学の建物の前に、警察や救急の車両が集まっている

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画像説明, 事件現場の様子(4日、ライプツィヒ)

ドイツでは近年、車を使った突入事件が相次いでいる。

2024年12月には、東部マグデブルクのクリスマスマーケットに車が突入する事件があり、少なくとも6人が殺害され、300人以上が負傷した。

昨年2月には、連邦議会選挙の約1週間、南部ミュンヘンで車が群衆に突っ込み、少なくとも30人が負傷した。