ブラジル南東部で豪雨 洪水や土砂崩れで多数死傷

画像提供, Bruno Stephan/Prefeitura de Juiz de Fora/Handout via Reuters
ソフィア・フェレイラ・サントス記者、アイオニ・ウェルズ南米特派員
ブラジル南東部ミナスジェライス州で23日夜に発生した豪雨により、洪水と土砂崩れが相次ぎ、少なくとも25人が死亡した。現地当局が24日に発表した。
当局によると、ジュイス・デ・フォーラ市で少なくとも18人が死亡したほか、ウバ市で7人が死亡した。
現地では、豪雨のため一夜のうちに複数の住宅や建物が倒壊した。行方不明と報告された数十人の捜索が続いている。
ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領はソーシャルメディアで、犠牲者の遺族や家を失った人たちに「深い哀悼」の意を表明した上で、「人道支援の確保、基本サービスの復旧、避難民への支援、復興支援に注力する」と述べた。また、政府がジュイス・デ・フォーラに「非常事態」を宣言したと明らかにし、政府は「この瞬間に求められるスピードと力」で対応すると強調した。
ジュイス・デ・フォーラだけで、約440人が家を失った。地元政府が一時的な避難所を提供し、水、食料、衣類、衛生用品の寄付を求めている。
マルガリーダ・サロマオン市長は、自分が市政を担当してきたこの5年で「何より悲しい」事態だと述べ、ジュイス・デ・フォーラで命を失った全員を追悼するため、3日間の服喪を宣言した。
市長は、ジュイス・デ・フォーラの死者には子どもも含まれていると述べた。ただし、市は現時点で犠牲者の身元について、追加の情報を公表していない。
住民のヴァルテンシル・コウチーニョ・デ・ミランダさんは、行方不明となっている6歳の娘を探し、土砂崩れで押し寄せた泥とがれきの中でシャベルを手にしていた。
コウチーニョ・デ・ミランダさんはグローボ・テレビの生中継で、「ここで娘を探している。神の助けと慰めを得て、娘を生きたまま見つけられるように願っている」と話した。

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ジュイス・デ・フォーラの土砂崩れ現場から、4歳の子どもと大人3人を救助した男性は、自分はおいをまだ探しているのだと地元メディアに話した。
「その時になって、誰を助けるかなんて選べない。ただできる限りのことをして助けるだけだ」と、男性は涙ながらに述べた。
ソーシャルメディアで共有された複数の動画には、豪雨による甚大な被害状況が映っている。泥水によって市街地に車両やがれきがあふれ、複数の建物が倒壊している。
ウバで撮影された動画には、洪水が市内の葬儀場を襲い、複数の棺が流されている様子が映っていた。
地元政府が共有した画像には、ジュイス・デ・フォーラの丘「モロ・ド・クリスト」が豪雨の影響で深い渓谷のように浸食されている様子が映っていた。

画像提供, UGC/Juiz de Fora City Hall
ミナスジェライス州のホメウ・ゼマ知事は、州にとって「悲しい日」だと述べ、豪雨の被害を受けた家族に連帯を示した。
地元当局によると、ジュイス・デ・フォーラで月間の降雨量がこれほど多かったのは、今年2月が初めてだった。現在の降雨量はすでに月間予想の2倍以上に達しているという。
ブラジル国立気象研究所は24日、ミナスジェライス州とリオデジャネイロ州の全域に加え、12州の一部地域に豪雨警報を発令した。
現在ブラジルは夏で、雷雨、洪水、土砂崩れが頻発する雨季のピークにあたる。
2024年には、南部のリオグランデ・ド・スル州で豪雨、洪水、土砂崩れのため約200人が死亡し、200万人以上が被害を受けた。





