トランプ氏、プーチン氏に「失望しているがまだ見限っていない」 BBCの電話取材で

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トランプ氏、プーチン氏に「失望しているがまだ見限っていない」 BBCの電話取材で

ギャリー・オドノヒュー北米上級特派員

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、BBCが15日に公開した単独電話インタビューで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し「失望しているが、まだ見限ってはいない」と語った。

プーチン氏を信頼しているかとの質問には、「正直に言えば、私はほとんど誰も信頼していない」と答えた。

トランプ氏は14日、ウクライナへの武器供与計画を発表。また、50日以内に停戦合意がなければロシアに対して厳しい関税を科すと警告したばかり。

ホワイトハウスの大統領執務室から電話インタビューに応じたトランプ氏は、以前は「時代遅れ」と評していた北大西洋条約機構(NATO)についても支持を表明し、集団防衛の原則を改めて認めた。

NATOのマルク・ルッテ事務総長とホワイトハウスで会談した直後のインタビューだったが、トランプ氏は大部分をプーチン氏への失望に関する発言に割いた。

トランプ氏は、ロシアとの間で合意に至りそうだと考えたことが4度あったと明かした。

プーチン氏を見限ったかとの問いには、「彼には失望しているが、見限ってはいない。ただ、失望している」と繰り返した。

どうやってプーチン氏に流血を止めさせるのかとの質問には、「取り組んでいるところだ、ギャリー」と答えた。

そして、「素晴らしい会話になるだろう。『いいね、もう少しでまとまりそうだ』と思った矢先に、彼はキーウの建物を爆破するんだ」とも述べた。

ロシアはここ数週間、ウクライナの都市に対するドローンやミサイルによる攻撃を激化させており、市民の死傷者数は過去最多を記録している。

20分間の電話取材は、2024年にペンシルヴェニア州バトラーで発生した選挙集会中の暗殺未遂事件から1年を迎えるにあたり、BBCとのインタビューの可能性について協議が行われた後に実現した。トランプ氏がBBCに電話をかけた。

暗殺未遂を生き延びたことで自身に変化があったかとの質問には、トランプ氏は「できるだけ考えないようにしている」と述べ、「それが自分を変えたかどうかは考えたくない。考えすぎると人生が変わってしまうかもしれない」と語った。

イギリスの将来について問われると、「素晴らしい場所だ。私はそこに不動産を所有している」と述べた。

ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)については、「ずさんな面もあったが、整理されつつある」と評した。

キア・スターマー英首相に関しては、「首相がとても好きだ、リベラル派ではあるが」と述べた。そして、英米の貿易協定を称賛し、イギリスとは「特別な絆」があり、だからこそイギリスと協定を結んだとした。

また、今年9月に予定されている2度目のイギリス国賓訪問についても言及し、訪問の目的について「楽しい時間を過ごし、チャールズ国王に敬意を向けることだ。彼は素晴らしい紳士だから」と語った。