コーミー元FBI長官、「トランプはおそらくまた私を狙う」「司法の独立信じる」 自分の起訴無効となり

動画説明, コーミー元FBI長官、「トランプはおそらくまた私を狙う」「司法の独立信じる」 自分の起訴無効となり
コーミー元FBI長官、「トランプはおそらくまた私を狙う」「司法の独立信じる」 自分の起訴無効となり

ドナルド・トランプ米大統領と対立したジェイムズ・コーミー元連邦捜査局(FBI)長官およびニューヨーク州のレティシア・ジェイムズ州司法長官が、トランプ政権になって偽証罪などで起訴された件について、ヴァージニア州の連邦地裁は24日、起訴が「無効」との判断を示した。政府による臨時の検察官の任命手続きが違法だったと、裁判所は判断した。

トランプ政権は9月、コーミー、ジェイムズ両氏の訴訟担当として、ヴァージニア州東部地区の臨時検事にトランプ氏側近のリンジー・ハリガン弁護士を任命した。連邦地裁のキャメロン・カリー判事は今回の判決で、この任命手続きに法令上の問題があり、そのため検事としてのハリガン氏のその後の訴追行動はいずれも「行政権の違法な行使」であって無効だと判断を示した。

長年にわたり連邦検事を務め後にFBI長官となったコーミー氏はこれを受けて、インスタグラムに動画を投稿。自分を起訴した今回の事件は「悪意と無能に基づく起訴」で、「ドナルド・トランプの下で司法省がどういうものになってしまったかを反映している。実に悲しいことだ」と述べた。

元長官は、「合衆国の大統領が自分の政敵を標的にするために司法省を利用するなどあってはならない」として、それは政治的立場を問わず誰にでも「非アメリカ的なことだとわかるはずだ」と述べた。

そのうえでコーミー氏は、司法省の中でも自由と法治主義を重視するキャリア職員や、自分を代理してくれた弁護士たちに感謝しつつ、「トランプはおそらく再び私を狙うだろう」とも話した上で、自分は「連邦司法制度の独立を信じている」と強調した。