ウクライナ、兵士1212人の遺体を引き取る ロシアとの捕虜交換の一環

遺体の引き取りには赤十字社の職員も関わった

画像提供, Coordination headquarters for the treatment of POWs/ Telegram

画像説明, 遺体の引き取りには赤十字社の職員も関わった

ウクライナは11日、兵士1212人の遺体がロシアから返還されたと発表した。返還は捕虜交換の一環。

ロシアのウラジーミル・メディンスキー大統領補佐官は、同国が27人の遺体を引き取ったとした。

捕虜交換は、トルコで先週開かれた両国の直接和平協議における唯一の具体的な成果だった。双方はそれぞれ6000人の遺体の返還と、病気や重傷、25歳未満の捕虜の交換で合意した。

ロシアの交渉団長を務めるメディンスキー氏は、同国が12日に「深刻な傷を負った捕虜」の交換を開始すると発表した。

ウクライナの捕虜の治療を調整するセンターによると、ウクライナに返還された遺体は、ドネツク、ハルキウ、ヘルソン、ザポリッジャなどさまざまな州出身の兵士らのものだという。

同センターは、「死者の身元をできるだけ早く確認する」と、通信アプリのテレグラムに投稿した。

捕虜交換めぐり互いに非難

ロシアの全面侵攻から続く戦争では、これまでも遺体が返還されている。その回数は70回を超え、何千人もの遺体が交換されている。

今回の交換では、ロシアがウクライナについて、遺体を引き取りに現れないと非難していた。メディンスキー氏は、ウクライナ兵の遺体が7日から、交換地点で冷蔵トラックに積まれたままになっているとしていた。

メディンスキー氏は7日、ウクライナが捕虜交換を「突然延期した」と述べた。これに対しウクライナは、ロシアは「汚いやり方」で事実を操作しているとした。

今回1回目の捕虜交換は9日に実施された。交換地点となったウクライナとベラルーシの国境付近には、行方がわからないウクライナ兵の家族が集まり、帰還した捕虜たちに情報を求めていた。

ロシアもウクライナも、9日に何人の捕虜が交換されたのか明らかにしていない。