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中国の気球撃墜、「謝罪するつもりない」とバイデン氏
アメリカのジョー・バイデン大統領は16日、南部サウスカロライナ州沖で中国の偵察用気球とみられるものを撃墜したことについて、謝罪するつもりはないと述べた。
米軍はサウスカロライナ州沖で4日、中国の偵察用気球とみられるものを撃墜した。その後、米アラスカ州沖やカナダ北西部ユーコン準州の上空、さらに米ミシガン州上空でも「高高度物体」を撃ち落としている。
バイデン氏は、気球は偵察に使われていたものだとしつつ、ほかの3つの飛行物体が外国の偵察機だった可能性は低いと述べた。
アメリカは今後、同様の飛行物体の検知体制を改良していく方針という。
バイデン氏はまた、この件について中国の習近平国家主席と近く話すつもりだと述べた。
「真相解明を望むが、あの気球の撃墜について、何ら謝罪するつもりはない」
中国は、気球は偵察用ではなく、気象観測用のものが風で飛ばされたと説明している。
しかしバイデン氏は、米本土の上空約1万2000メートルを飛行していた気球について、偵察目的で使用されていたとする米当局の見方を繰り返した。
バイデン氏は、アメリカはこの問題について中国と協議を継続しており、「我々は新たな冷戦を望んでいるわけではない」と述べた。
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3つの飛行物体への対応
バイデン氏は、米情報当局は「民間企業や娯楽、研究機関に関連した気球である可能性が最も高い」とみていると述べた。
14日には米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官が、これらの物体は「商業団体や研究団体と関係のある、つまり無害なもの」である可能性があると述べている。
バイデン氏の発言は、アメリカが数百ドル相当の軍事装備を、無害である可能性のある物体に対して使用した可能性を提起した。
国家安全保障に関する報告を受けているジム・ハイムズ下院議員(民主党、コネチカット州選出)は今週初め、すべての高高度物体に戦闘機で対処することをアメリカの政策とすべきではないと述べていた。
ハイムズ氏は米ラジオ局NPRに対し、「気球を撃墜するための軍事作戦は非常に非常にコストがかかる」、「我々はそのことについてもう少し真剣に考える必要がある」と述べた。
バイデン氏は、中国の気球の領空侵入を受けて強化されたレーダーが、以前の監視体制ではおそらく検知されなかった3つの飛行物体の発見につながったかもしれないとした。
「そのため、こうした未確認物体を今後どのように扱うのか、安全保障上のリスクとなり得るため対応が必要なのか、そうでないのかを区別するため、これまでよりはっきりしたルールを提示するよう指示した」
再び同様の行動を取る可能性はあるか問われると、「アメリカ国民の安全と安心に脅威を与える物体があれば、それは撃墜する」とバイデン氏は強調した。
米NBCニュースのインタビューの中で、バイデン氏は習主席と話し合う時期については明言しなかった。
「習氏はおそらく、アメリカや私との関係を根本的に引き裂くことなど、まったく望んでいないはずだ」
北米上空をめぐり緊張が高まる中、米軍当局は24日、ロシア軍機がアラスカに接近したため一時迎撃態勢に入ったと明らかにした。ロシア軍機がアラスカに接近したのは今週に入って2度目。
アメリカとカナダが共同運用する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は声明で、これはロシアへの「通常」の対応だと説明した。