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2032年夏季五輪・パラは豪ブリスベンで決定 IOC総会
国際オリンピック委員会(IOC)は21日、2032年夏季五輪・パラリンピックの開催地にオーストラリア東部のブリスベンを正式決定した。
ブリスベンはIOC理事会が6月に提案した唯一の候補だった。IOCは21日に東京都内で総会を開き、承認した。
1956年のメルボルン、2000年のシドニーに続き、オーストラリアでオリンピックが開かれるのは3回目になる。
IOCのトーマス・バッハ会長は、「第35回オリンピック大会はオーストラリア・ブリスベンで開催されると、発表できて光栄です」と述べた。
スコット・モリソン豪首相は、「ブリスベンとクイーンズランドにとってだけでなく、国全体にとって歴史的な日だ」と決定を歓迎した。
「五輪を招致できるのは、世界的な都市だけだ。それだけに、この地域と世界にとってブリスベンがどういう存在か、きちんと認めていただいた」と首相は述べた。
東京のIOC総会に出席していたブリスベンの招致担当者たちは、開催が決まると歓声を上げた。ブリスベンでは、祝いの花火が打ち上げられた。
ブリスベンのあるクイーンズランド州は、2018年に英連邦のコモンウェルス大会を開催した。ブリスベンはその際、既存の施設を多く活用したことや、優れた全体構想、大規模イベント開催の経験、試合に適した気候などが高く評価されていた。
今回の五輪招致計画でも、既存のギャッバ・クリケット競技場をメイン会場として改築するほか、84%は既存施設を使うと提案していた。
IOCは2019年に、開催予算を抑えて自治体が招致しやすくなるよう、ルールを変更した。
ブリスベンのほかには、インドネシアや中国、カタール・ドーハ、ハンガリー・ブダペスト、ドイツ・ルール地方などが、招致に関心を示していた。
IOC理事会は6月に単独候補としてブリスベンを選んでいたため、今回の正式決定は確実視されていた。
オーストラリア・オリンピック委員会 (AOC) 会長でIOC副会長のジョン・コーツ氏は、「ブリスベンでのオリンピック大会は、きわめて勤勉で感謝にあふれ、熱心な人たちが担当する」と決定を喜び、「世界中のアスリートに約束します。忘れられない経験をみなさんにご提供します」と述べた。
ブリスベン決定によってIOCは、今後3回の大会開催地を確保したことになる。2024年大会はフランス・パリ、2028年大会はアメリカ・ロサンゼルスで予定されている。